子供の頃から、映画やニュース映像の中にチラッと映るワークウェアが気になってました。
ノルウェーの漁師とか、イタリアの農夫など、実用性に加えて少し味がある仕事着を着ているんですよね。
当時の私の周りのワークウェアはあまりカッコ良くなかったので、憧れましたね。
ものづくりエプロンが欲しい
その後、日本のワークウェアはドンドン良くなってきたと思います。
アウトドアショップでも、キャンプや農作業のウェアを扱っていますね。
試してみたいのですが私の場合は小さな盆栽を扱ったり、ついでに庭仕事を少ししたり、陶芸で鉢を焼いたりするぐらいなので、防水とか防火のウェアはちょっとヘビー過ぎて封印していました。
1年ほど前に、デザイナーの菊池武夫さんのエプロン姿をテレビで見ました。
とても素敵でした、エプロンはモノ作りを大事にしている感じがして、とても良いと思いましたね。
そうだ! デザイナーと漁師のちょうど中間くらいのモノ作りエプロンを探そうと思いたち、なかなか気に入ったエプロンに出会えないで約1年……。
オールシーズンズ・ヘンプ・キャンバス・エプロン
パタゴニアの新作でワークウェアが出ました、通販サイトのカテゴリにもワークウェアが追加されましたね。
ヘンプを用いたウェアを中心に取り上げています、ヘンプとは日本でも古くから栽培されていた麻の一種。
丈夫で通気性が良くて美しい天然繊維なのですが、大麻の原料にもなるので、現在は特定の地域で産業用に限定して栽培されています。
丁寧な作りのウェア
首のストラップは2つボタンなので3段階に調整可能です。
裏から見ると、オレンジ色のバイアステープで縫い目を補強してあるのがわかります。
力が掛かる部分はデニムパンツのように補強されています。
ポケットは胸の位置に表裏、お腹の部分の左右に合計4つ。
どれも使い易いですね。
作りは9.6オンス・産業用ヘンプ55%、リサイクル・ポリエステル27%、オーガニックコットン18%混紡の軽量でなおかつ頑丈そう。
重量は377g、丈夫さと重量のちょうど良いバランスです、これ以上重いと首がこりそう。
新品でもまるで使いこなしたような佇まいです。
クラフト心が刺激される
キッチンには少しヘビー過ぎますかね。
クラフト用に最適だと思います、美しいし通気性が良い。
気に入ったワークウェアを使うと、いい仕事ができそうな気がしてきますね〜。
私が講師をしている盆栽教室でも活躍中、先生はなかなか汚れ作業が多いので。
良いワークウェアとは
本体とポケットは1枚の布から裁断され、製造時に生地の無駄がほとんど発生しないようになっています。
胸から脇にかけてシェイプした部分がお腹のポケットになっているわけです。
縫製作業をする人に対する、フェアトレード・サーティファイドを採用しています。
持続可能な社会に向けた取り組みは大切ですよね。
良い仕事を目指す皆さんに、良い仕事で作られているワークウェアを。
これからは様々なカラバリが登場して定番アイテムのひとつになってくれるのを期待しつつ、長く愛用させてもらいますよ。
Patagonia(パタゴニア)公式 オールシーズンズ・ヘンプ・キャンパス・エプロン
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