その見た目と存在感に心惹かれて、家に迎えて5年が経つアラジンストーブ。
室温だけでなく心も温めてくれるストーブは、冬の楽しみのひとつにもなっています。
燃料補給や手入れの面で一見扱いづらく感じてしまうこともありますが、実は見た目だけでなく機能面でも優れた一台なんです。
見た目もアンティークなアラジンストーブ
1930年代にイギリスで原型が作られたというアラジンストーブ。昔懐かしい、灯油を燃料にした暖房器具です。
サイズは高さ551×幅388×奥行き405mmで、重さは8.5kg(最新モデル)と、かなりしっかりした存在感。リビングの真ん中に置けば、インテリアの主役になってくれます。
石油ストーブには加湿効果も
アラジンストーブの魅力といえば、ガラスの丸い窓からのぞく青い炎。
部屋全体が暖まるのに時間はかかりますが、ゆらゆら揺れる本物の炎はやっぱり格別です。
それだけでなく、石油燃料は燃えると空気中の酸素と化合し、水分を放出するのだそう。
部屋の状態にもよりますが、一般的にエアコンや電気ストーブなどよりも加湿効果があるといわれているんです。
電源要らずで災害対策にも
火をつける手順を簡単にご紹介。
火が消えていることを確認したらストーブの上部をカパッと開け、中の芯にマッチやチャッカマンで火をつけます。
本体を元に戻し、火が芯全体に行き渡ったらつまみを回して、ブルーの炎に調整。
(※より詳細な使用法はこちらを参照ください)
使っていると炎がオレンジ色になるので、その度に青色になるように調整してあげます。こまめなメンテナンスは、焚火の手入れに似て、楽しいんです。
アラジンストーブ自体、アウトドアなどでも活躍しますが、電気が遮断される災害時の防寒具として家に常に置いておけるのは、とてもいい災害対策かなとも思います。
別売りアクセサリーでカスタマイズ
別売りのアクセサリーも販売されているため、自分流にカスタマイズすることもできます。
アラジンストーブ本体は、ガラス窓の部分にガードがあるものの、周辺は熱くなります。子どもやペットが誤って触ってしまわないように、わが家では専用のカバーを組み合わせて使っています。
ガードにはちょっとしたテーブルがついているので、ケトルで沸かしたお湯でティータイム、なんてことも。部屋の中にいながら、キャンプの焚火タイムのようにくつろげますよ。
残念なところ:灯油や芯の補充が必要
ボタンひとつで稼働する電気ストーブとは異なり、部屋をあたためるためには芯や燃料を補充する必要があります。
芯はすぐに購入することができますが、使い終わりのタイミングが分かりづらいので要注意。
また灯油も調達し、安全に管理・補充する必要があります。
使用中に灯油がなくなると「から焼き」になり、芯が燃えて思わぬ事故に繋がる可能性も……。使用する際は必ず取扱説明書をご確認くださいね。
アラジンストーブで毎冬快適に過ごそう
暖炉、とまではいきませんが、本物の炎で、寒い冬のおうちタイムを楽しむことができるアラジンストーブ。
時代に合わせて改良されていて、現行のモデルには耐震機能もついているようです。
一度手にすると、毎冬のパートナーになってくれますよ。
アラジン ブルーフレーム BF3911(W) [アラジン]
参考:石油ファンヒーターによる暖房はお部屋が乾燥しにくい!?
意外な事実だらけの加湿器の使い方「感覚は嘘」「石油ヒーターで湿度上昇」
あわせて読みたい: