気づけば早いものでもう11月も終わりかけ。
本格的に雪化粧される前に、山納めとして友人と南アルプスの中枢である“鳳凰三山”を一泊二日で縦走することに。
鳳凰三山は、標高2,800m級の山を3つ続けて登る楽しくもなかなか過酷な山行。
それに挑むモチベーションは、綺麗な景色、達成感、そして山メシでした。
楽だけど美味しいものを食べたい
一泊するテント場の標高は2,300m。この時期でも夜は−5度まで下がる予定。
となると、あったかくて美味しいものを食べてしっかり英気を養いたい……! と思うわけで。
手早く調理できて、携帯しやすいものが良いな~と思い今回はパスタを選びました。
スノーピークのクッカーがぴったり
山でのパスタ調理にはスノーピークの名物クッカー「トレック900」がぴったり!
パスタは茹で時間を短くするため1番細いものを選び、それに合わせてレトルトのパスタソースをチョイス。
手でパスタを半分にポキッと折ると、このクッカーで茹でるのに最適な長さになります。
パスタを茹でつつソースも温めちゃう
パスタは大体7〜8分ゆで時間があるので、途中からソースの袋も中に入れて一緒に温めてしまいます。
少し不衛生かもしれませんが、過酷な山では時短が大切なのと、早く食べて体を温めたいのでこの方法が最適な気が……。
茹で上がったら先にパスタを取り出します。
トレックの蓋はそこそこの厚みがあり、フライパンとしても簡易的なカトラリーとしても使える優れものです。
ここにソースをかければあっという間に完成!
レトルトをつかったパスタですが、ここでは最高のごちそう!
冷え切った体に温かいエネルギーが満ちるような感覚は、都会の生活ではなかなか体験できません。
残念なところ:山を汚すわけにはいかないので…
こうしたパスタソースは多くの場合2人用。過去にソロ登山で作ったとき、結構な量が余ってしまいちょっと苦労して持ち帰りました。
1人の時はあらかじめジップロックなどに適量を入れて持っていくのがオススメです。
食べきれないからといって、そのあたりに捨てるわけにはいかないですからね。
クッカーで山登りはもっと楽しくなる
このクッカーを使い始めてから、山の上でたくさんの調理をしてきました。
最近では水を入れるだけで美味しいご飯になるフリーズドライの登山食品もたくさん出ていますが、調理に一手間かけるというのも山ご飯の楽しさのように感じます。
蓋の使い勝手も、見た目の渋さもイケているスノーピークの「トレック900」。これからこいつとどんな山に行き、どんなご飯を、どんなシチュエーションで食べるのか。
しばらく続くオフシーズンはそんなことを楽しみにしつつ、山へのポジティブな気持ちを膨らませたいと思います。