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ホテルやレストランのパーティーなどで見かけるフィンガーフード。片手で食べやすく、気分も華やぐ美しさ。なんとなく、オードブルのようなメニューと思っていましたが、フィンガーフードには、バラエティに富んだメニューと魅力がありました。
フィンガーフードとは?

アミューズやピンチョス、カナッペなど、フィンガーフードといえば洋食と思いがち。しかし、「日本の代表的なお料理であるお寿司もフィンガーフードですよ」と話すのは、フィンガーフード・スペシャリストで日本フィンガーフード協会代表理事でもある丸山佳枝さんです。
フレンチ、中華、洋菓子など、さまざまな料理の修行を経て、美しさとおいしさを兼ね備えた「食べる宝石」フィンガーフードに出会った丸山さん。前菜からデザートまで、すべてフィンガーフードでフルコースを楽しむことができる独自のスタイルを確立しています。
今回は、高タンパク質なメニューを丸山さんに教えていただきました。丸山さんの著書である『THE FINGER FOOD BOOK』から、2つのレシピを、さらにMYLOHAS読者におすすめと新たに考案いただいた、より手軽なレシピをご紹介します。
1.シーフードとオリーブのピンチョス

<材料8個分>
- 帆立貝柱 8個
- ゆでだこ 100~150g
- じゃがいも 2~3個
- スタッフドオリーブ 8粒 (オリーブの種をくりぬいて赤ピーマン、アンチョビなどを詰めたもの)
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
- こしょう 適量
- ドライパセリ 適量
<作り方>
- じゃがいもを1cmの厚さに切って3~4cmの丸型で抜き、固めにゆでて両面をオリーブオイルで焼いておく。
- 帆立貝柱と適当な大きさに切ったたこをオリーブオイルで炒め、塩、こしょうをする。
- 帆立のまわりにドライパセリをまぶして、1のじゃがいもにのせ、たこものせて、オリーブと一緒にピックを刺す。
2.鶏ささみと紫小玉ねぎピクルスの揚げパンのせ

<材料8個分>
- 鶏ささみ 4本
- 紫小玉ねぎ(レッドペコロス) 4個
- 市販のすし酢 適量
- サンドウィッチ用食パン 1枚
- 塩 適量
- オリーブオイル 適量
- ベーコン 適量
- 市販のピクルス 適量
- ディル 適量
- ピンクペッパー 適量
<作り方>
- 紫小玉ねぎは輪切りにして、すし酢につけてひと晩おく。
- 鶏ささみに塩を振ってからラップで巻いて円筒形に整え、約80℃のお湯で15分ほどゆでておく。
- フライパンで多めのオリーブオイルを熱し、型抜きした食パンを両面きつね色になるまで揚げ焼きする。ベーコンは細切りにして炒めておく。
- パンに適当な厚さに切った2をのせ、1とベーコン、細切りにしたピクルス、ディル、ピンクペッパーをのせる。
3.鶏むね肉のうずら卵のせピンチョス

<材料8個分>
- 市販の鶏むね肉(蒸し鶏・サラダチキンなど) 1パック
- うずらの卵 4個
- 枝豆 適量
- チャービル 適量
<作り方>
- 鶏胸肉を薄切り(厚さ5~6mm、長さ4~5cm四方)にし、数枚重ねる(市販の鶏むね肉は味がついているので、特に味付けの必要はありません)。
- うずらのゆで卵を半分に切ってのせ、ピックを刺す。
- 枝豆、チャービルを添える。
小さくて高タンパク、目からもおいしさを感じられるので、暑さで食欲が落ちてしまった日に作ってみるのもおすすめです。今回は、高タンパクにフォーカスしましたが、ヴィーガンやダイエットなど、目的に合わせたフィンガーフードにトライするのも楽しそうですね。
見た目も美しいおもてなしレシピ
丸山佳枝(まるやま よしえ)さん
フィンガーフード・スペシャリスト、ル・クール株式会社代表取締役、日本フィンガーフード協会代表理事。色あざやかで栄養バランスに優れたフィンガーフードの伝道師。ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリーなど限られた食材で多彩なメニューを作り出している。