森野 日菜子

森野 日菜子

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東京の真ん中に住みながらも、サーフィンを楽しむ生活を送る私の父

父は、「ちゃんと人の手で作られたサーフボードは、乗れるアート作品」と言います。

家の外ではサーフィンの相棒として、中ではアート作品として、仲間とのコミュニケーションのはじまりにあるサーフボード。

今回は、そんな父とサーフボードの暮らしを、ちょこっと紹介します。

朝起きて、天気と波がよければ海へ

サーフィンに行く前日の夜にはサーフボードを車に積み、朝4時のまだ薄暗いなか、海へと向かいます。

待っているのは、朝日と海

アパレルブランドの店舗スタッフをしている父は、平日休みを使って海へ出かけています。

海から上がると、その日に海へ来ていた仲間たちとおしゃべり。

全く知らない人とも海で何度か会ううちに、話す仲に。乗っているサーフボードについて話すこともよくあるのだと言います。

「サーフィンは、男女、年齢、職業に関係なく、いろんな人と友達になれる

特にロングボードは、ファッション、音楽とリンクしてる部分が多くて自分のライフスタイルを持ってる人が多いよ」

スポーツとして、ライフスタイルとして

サーフボードには、ショートボードとロングボードと言って長さの違いがあります。

まず始めるにはどちらがいいのか、迷うところ。

「住居、車が許すならロングボードから始めるのがたくさん波に乗れて楽しいんじゃないかな。あとは自分で波に乗れるようになれば、次のステップのボードを買えばいいと思うよ」

ショートボードはよく映画にも出てくるような、大きな波をグイグイ乗りこなすようなイメージで、ロングボードは海を感じながらスローに楽しむイメージがあります。

スキルだけでなく、好みに合わせて自分の好きなボードを選んでくださいね。

家でもサーフボードはそばにある

朝4時から海に入り、世の中の人たちが会社に行く頃には帰宅。

シャワーを浴び、サーフボードを車から降ろします。

置き場所は決まっていて、家の中でもその存在を感じられる場所に。

絵やインテリアと同じように、あえて見せて置いています。

柄が魅力的なものは表に出して、木のぬくもりがあるものはテーブル横にそっと佇ませるように。

有名なカリフォルニアのシェイパー(サーフボードをつくる人)に削ってもらった板は、もはや宝物のようです。

週末にはサーフボード仲間とイベントも

サーフボードは、同じ海仲間とのコミュニケーションのハブにもなります。

そのつくり方やスタイルの違いでコミュニティができるほど、熱狂的なサーファーたちは多いのです。

私の父もその1人。

父のお気に入りは、「SURF A PIG」というアメリカの60’Sに使われていた形を再現したサーフボードです。

先が細く、お尻が丸いのがブタみたいだから、PIGと言うのだそう

父とカリフォルニア旅に行ったときは、アメリカでSURF A PIGを始めたMikeさんと実際に会って大盛り上がりに。

日本でも、同じ SURF A PIG 仲間でイベントも開いています。

「主催者のマイクと頻繁に連絡を取り合って、アメリカと日本のサーフボード事情の情報交換をやっているんだよ。日本のSURF A PIGのボードオーナーとSNSで繋がっていて、海で会ったときは話せるから、いろんな場所で友達が増える」

ちょっと残念なところ:管理が必要

サーフボードは値段も安くないですし、管理が必要です。

波に乗る前にはワックスをつけたり、海から上がった後は真水で洗って日陰に干したりと、最初は経験者から教わりながら始めた方が安心です。

「その地域その地域でローカルな海のルールがあるから、その場所に馴染みのある人に連れて行ってもらったりして挨拶をきちんとする事も大事なことかな」

サーフボードは、暮らしのきっかけ

朝起きて、大きな海と向かい合う時間を過ごすことも、

つくり手の情熱を感じる作品と触れ合うことも、

スタイルの合う仲間と笑い合うことも、

全ては暮らしの一部。

サーフボードは、海や自然と向き合える、スローな暮らしのきっかけになってくれますよ。

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森野 日菜子

Freelance Writer / Director. 海と山と旅 。Oregonが好きです。

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