憧れの家と暮らしを実現するために避けられない「お金」の話。
これまで、暮らしの中心である「家」について取材を重ねてきたROOMIE編集部も、さまざまな家、そして暮らしを見ていくうちに、だんだんと自分たちの将来についても考えはじめたようです。
そこで、今回は最長35年の全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】について学びながら、家についてはちょっとしたこだわりのある4人で「35年後、どんな家に住んでいたい?」をテーマに座談会を開くことにしました。
座談会メンバー
(左から)
塚岡雄太:ROOMIEライター・フリー編集者(34歳)既婚者
岡谷敦:ROOMIE読者・映像プロデューサー(32歳)独身・同棲中
岩澤春香:ROOMIE編集部(24歳)独身・同棲中
田口基岐:ROOMIE編集部(29歳)独身
さて、「35年後に住んでいたい家」はどんなものなのでしょうか?
今はどんな家に住んでる?
塚岡雄太(以下、塚岡):じゃあまず、それぞれ今住んでいる家について教えてください。
岡谷敦(以下、岡谷):今は池尻大橋で彼女と同棲中。でっかいワンルームで、ちょっと変わった間取りなんだけど、上から見ると太い「T字」型をしているような感じ。
必要なモノがいつでも手に取れる感じが気に入ってて、家のいろいろな場所に「小さな城」を作るような生活してる。
塚岡:ワンルームは創意工夫のしようがある感じが楽しいよね。
岡谷:ごちゃごちゃしてるんだけど、あえてそうしてる、みたいな。
塚岡:岩澤さんは?
岩澤春香(以下、岩澤):今は、6畳1Kに2人で住んでます。
岡谷:結構キツくない?
田口基岐(以下、田口):彼氏の家に転がり込んでるんですよ(笑)。
岩澤:いやいや、まぁ、そうなんですけど(笑)。ベースは実家暮らしで、ただ、それが遠いっていうのもあって。二拠点生活みたいな感じ。
塚岡:オンラインメディアの編集者なわけだし、今後、そういう暮らしはどんどんしやすくなるだろうね。
岩澤:そうですね。ゆくゆくは福岡とか仙台とか、そういう地方の中心都市みたいなところに住みたいんです。
岡谷:新しいワークスタイルを享受していくんだな、きっと。
塚岡:田口くんはどう?
田口:僕は、8畳のワンルームでふつうのひとり暮らしなんですけど、そろそろ引っ越したいかなって思ってます。町田に住んでるんですよ。
塚岡:まぁ、小田急線とか使えば渋谷のROOMIE編集部までそんなに時間かからないんだろうけど……。町田って「町田リス園」しか行ったことないな。
田口:あ、その近くです。ほんと、奥まったところに住んでて。
岩澤:あ、リスが似合いそう。
塚岡・岡谷:たしかに(笑)。
岡谷:塚岡くんは?
塚岡:このメンバーだと僕だけ結婚してるんだけど、妻と2人で住みはじめるときに借りた家。僕が家で仕事してるっていうのもあって、2LDKで。
ただ、大好きな中野の街から離れたくないばっかりに、駅で言うと西武新宿線の沼袋まで出ちゃった。
岡谷:場所にこだわり始めると、難しいこともあるよね。僕も前に住んでた中目黒から離れられなくて、少なくともその徒歩圏内ってことで、今は池尻大橋だけど、家賃が高くて。
塚岡:岡谷くんが中目黒っていうの、見た目からして分かりやすいな(笑)。
一同:笑
「次の次の家」が、一生の家になる?
塚岡:さて。僕が今年で35歳、岡谷くんが32歳で、岩澤さんが24歳、田口くんが29歳だよね。
まだまだ若い岩澤さんは分からないけど、30歳を目前にした田口くん、そして30代にすでに入っている僕と岡谷くんだと「次か、次の次の家が一生の家」っていう感じない?
岡谷:わかる。同棲中の彼女と結婚するかもなー、なんて考えるとそろそろ家を買うタイミングだったりするのかなって。
塚岡:そうだよね。僕も妻といつか家を買うのかなって考える。でも、決意っていうか、覚悟っていうか……。なかなか決められない。
もし買おうってなったとき、岡谷くんの理想は?
岡谷:僕はね、やっぱり新築。誰にも触られてない「さら」の感じが好きっていうのもあるし、あと、子供の頃に住んでたのが印刷工場とかがある辺りで、フォークリフトが通ると揺れてたのよ(笑)。
だから、耐震のちゃんとした家がいいっていうのがずっとある。となると、新築で最初っからちゃんとした家に住むのが正解なのかなーって。
塚岡:そういう家って、建築費用が高くなったりするもんだけど【フラット35】だと、耐震性を含めて決められた基準を満たすと一定期間、金利引き下げを受けられる【フラット35】Sっていうプランがあるんだよね。
岡谷:へぇー。となると、多少費用が上乗せになったとしても丈夫で長持ちする家を買おうっていう後押しにはなるかもね。のちのち、子供に残す家になるかも知れないわけだし。
塚岡:そうそう。少なくとも決断のひとつの理由にはなる気がする。リス園の田口君は、将来どう暮らすとかって想像してる?
田口:いや、いまリス園に住んでるわけじゃないんですけど(笑)。
僕、DIYが好きで、自分でスケートボードをちょっとしたベンチみたいにしたりするんですけど、家もやっぱり自分でいろいろと工夫できるリノベが良いかなって思います。
塚岡:僕も、現実的にはリノベになるのかなって思ってる。
中野の駅前にタワーマンションが建ったから、低層階でもいいしとりあえず値段だけ見てみようって妻と2人で行ってみたら、ふつうに8,000万とかする。となると、僕でも買えそうな3,000万とかの中古マンションを検討せざるを得ない。でも、暮らしぶりは諦めたくないってなるとリノベかなーって。
田口:ROOMIEの人気連載「みんなの部屋」でもよくリノベ物件を取り上げるんですけど、意外と「思ったよりも費用がかかった」っていう話は多くて。
しっかりした住まいにするために、追加で耐震工事の費用が必要になったとか。そのへんの「自己責任」みたいな感じはちょっとこわいなって思っちゃいますね。
塚岡:実は【フラット35】リノベっていう、中古住宅を買ってリノベすることによって一定の基準を満たすと金利引き下げを受けられるプランってのもある。
田口:あー、そういうのもあるんですか。
塚岡:サイトに【フラット35】リノベを利用したリノベ事例集があるんだけど、たとえばこの家は、LEDと節湯水栓を導入したことで「省エネルギー性」を認められて金利が引き下げられてる。
田口:クラフト感もバッチリだし、意外とハードルも低い感じがしますね。
塚岡:たしかに。言い方は悪いかも知れないけど、LEDと節湯水栓くらいで認定が受けられるなら、やらない理由はないって気がしちゃうね。
働き方と暮らし方
塚岡:まだ家の購入についてはちょっと先の話っていう感じがあると思うけど、岩澤さんはどう?
岩澤:最初にちょっと話したんですけど、地方に住みたいなって本気で思ってます。彼と家を借りようって話になることもあるんですけど、お互いの利便性を考えると港区がよくって。でも、家賃が高すぎるんですよ。
だから、いっそ家賃の安い地方都市に住んでリモートワークするのに憧れます。とくに福岡とかいいですよね。
岡谷:僕は中目黒にこだわっちゃってるけど、まぁ正直わかる。旅行で金沢に行ったんだけど、めちゃくちゃ良くて。もう明日にでもまた行きたいくらい。住んでもいいかもなーって、ちょっと思っちゃった。
田口:オンラインでの働き方も普通になっていくと思いますし、これからなら全然、現実的だよね。
塚岡:とくに福岡って、一度住んじゃうともう離れたくないって人が多いよね。生活には不便しないし、それどころか東京よりも街がコンパクトで暮らしやすいらしい。
岡谷:土地の値段が違うんだから、当然、家も東京より安いしね。車を持つ余裕が生まれる。
岩澤:そうそう。よく現実逃避で福岡の物件を調べるんですけど(笑)、同じ家賃でも港区だと1K、福岡だと3LDKになったりするんですよね。
塚岡:【フラット35】の中に地域活性化型っていう、地方移住とか空き家活用で住宅を取得するときなんかに、【フラット35】の借入金利を引き下げるプランもあるよ。住宅金融支援機構と連携してる地方公共団体の中で、所定の要件を満たした家を建設したり購入したりしたときに金利が引き下げられる。
岩澤:あっ、そんなのあるんですか? そもそも地方に出たほうが家が安い上に、金利引き下げまであるなら真剣に検討できそうですね。
塚岡:ね。ちなみに、福岡県内だと、たとえば北九州市と八女市で「地域活性化型」の取り扱いがあって、県内全域では「子育て支援型」を取り扱ってる。ほら。
岩澤:あ、サイトに地図があるんですね。
塚岡:そうそう。地方公共団体によって「地域活性化型」と「子育て支援型」がある。
まだリアリティないかもしれないけど、たとえば福岡市で「子育て支援型」の認定を受けた上で【フラット35】Sの条件を満たすと、さらに金利が引き下げられる合わせ技もOK。
塚岡:これ、地図見てみるとけっこういろいろな都市が載ってて、見てるだけで面白い。ほら、金沢市もある。
岡谷:まじ? なんか、ぐっと現実的だなー。たまたまでも、自分の住みたいところが入ってると「よっしゃ感」あるね(笑)。
田口:家の性能とかとはまたちょっと離れて、生き方とか暮らし方みたいなものをサポートしてもらえるっていうのは、意外だし面白いですね。
35年後の暮らし方
塚岡:【フラット35】っていうくらいだから、もちろん最長で35年のローンになるわけだけど、35年後ってどうしてるかな。僕、もう70歳目前。
岡谷:僕も60代後半か。
田口:でも今って、会社員でも定年が70歳になったりしてるし、これからますますオンラインでの仕事が加速していくだろうし70歳のクリエイターなんて普通にいるんじゃないですかね。
岡谷:たしかに、70歳だからって引退してるイメージはないな。撮影の現場で「良いの撮れたね〜」っていいながら死にたい(笑)。
塚岡:現場にはめちゃくちゃ迷惑だけど、わかる。僕も「いいもの作ったな〜」っていいながら最期を迎えたいね。
岩澤:そもそも「引退」っていう考え方がなくなってるっていうこともありそうですよね。
田口:僕も35年後は64歳なんですけど、家賃を払い続けるよりは家を買って、金利引き下げも受けて、っていうほうが安定してるのかも知れないですね。
塚岡:【フラット35】のサイトにローンシミュレーションもあるんだけど、たとえば3,000万円の家を【フラット35】Sと地域活性化型を組み合わせてローン組んで買ったとして……ほら、そうじゃない場合と比べて総返済額が数十万円は違うってことになる。
岡谷:なに? ずいぶん具体的だけど買うの?(笑)
塚岡:いや、まだわかんない(笑)。でも、本当に買ったとして、この数十万円が将来に響いてくる可能性はあるなって思っちゃうね。持ち家なら修繕も自分でやるわけだし。
岩澤:岡谷さんは中目黒に新築がほしいんですよね?
岡谷:できればね。だいたい、安いので6,500万円くらいって感じみたい。
田口:富豪が口にする金額だ……。
岩澤:高いですけど、その分、金利引き下げで受けられるメリットも大きいってこと……ですよね?
岡谷:めちゃくちゃポジティブじゃん! たしかにそうだ(笑)
一同:笑
生き方や暮らし方をサポートする住宅ローン、という考えかた
やっぱり、家のことになると盛り上がるROOMIE編集部。座談会の中ではさまざまな「35年後に住みたい家」が語られました。
そんな将来を支えてくれるのが、住宅ローン。【フラット35】なら、さまざまな生き方や暮らし方に対応した豊富なプランで、僕たちの夢も叶えてくれそうです。
なお、7月6日(土)と7日(日)には、フラット35全国一斉相談会が開催されます。家を買おうと思っている方、住宅ローンの借り換えを検討されている方が対象です。
より具体的に、自分自身の状況や好みに合わせたプランを相談できるので、興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。
Sponsored by 住宅金融支援機構
Text by Yuta Tsukaoka
Photographed by Kosumo Hashimoto