髙阪正洋

髙阪正洋

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前編はこちらからどうぞ。

10年後も手放さないモノ

冬場に毎日着ても、毛玉ひとつできないセーター

このLe Tricoteur(ル・トリコチュール)のフィッシャーマンズセーターはアイルランド産の羊毛を使っていて。

冬場はほぼ毎日着ています。もちろん、キャンプのときにも。

現在も機械に頼らないハンドリンキング仕上げ

とにかく、油がべったりついたままのワイルドな羊の毛のスペックがスゴくて!

言ってみれば、もともと羊がコート代わりに着ている毛を使っているワケで。

保温性はもちろん速乾性もある。野生の機能が備わっているんですよね。

なにより、8年くらい着ていますが、まったくケアをしていないのに毛玉ひとつできません!

手厚いアフターケアに惚れたブーツ

とにかく靴好きで、たぶんいま80足くらい家にあると思います。

でも、に入るときとキャンプのときは絶対Danner(ダナー)のコレじゃないと安心できない! 8年間、おそらく毎週末履いてますね(笑)。

スノーピークでもコラボーレションさせていただいているんですが、親和性が高いと思ったのは、そのアフターサービスの手厚さです。

金具の取り替えから、ゴアの裏地張り替え、ソールの交換など、壊れたら絶対直してくれます。

しかも、すごくキレイに磨いて返してくれる

そうやって戻ってくると、「こんなにキレイにしてくれて!! ありがとうございます!!」って、とにかく嬉しいんですよね。

友達から友達へ。受け継がれるライダース

靴のほかにも、石、本、食器、リーバイスの60-70年代モノ、90年代のシルバータブなど、ついつい集めてしまうモノがあります。

たぶん、そういう気質があるんでしょうね。なかでも洋服に関しては“オリジナルのモノ”が好き。

この70年代のLewis Leathers(ルイスレザーズ)も、そういう意味では10年後も取っておきたいモノ。

実は、仲の良い友達から友達に受け継がれてきたらしく、たぶん私が3人目

私、肩幅が42センチもあるので、サイズの合うジャケットってなかなか出合えないんです。

自分が着られるウィメンズのルイスなんてまず手に入らないので、これは一生持っておきたいですね。

リスペクト感じる会津木綿

会津木綿を使った服をつくるYAMMAのパンツ

そして最後に、このパンツです。会津若松の農家さんたちの野良着のためにつくられた生地で出来ていて。

デニムと同じように汚れが付きにくいし、真夏でも真冬でも着られるんです。

先ほどのセーターも、国は違えどワークウェアですよね。その土地の労働に結びついている。

しかも、セーターはアイルランドの羊の毛から、この会津木綿はかつては会津若松の木綿から、その土地のモノからできています。

実はスノーピークでは、2018年4月から「LOCAL WEAR」という服の地産地消プロジェクトを行っています。

その土地で働くひとのためのワークウェアを、その土地のモノでつくって、職業体験まで提供するプロジェクトです。

そんな新たなプロジェクトで挑戦していることに、ふたつのプロダクトの作り手さんは、もうずっと前から取り組んでいた。

そこにリスペクトを感じますし、非常に勉強になります。

山井梨沙さんの10年後

スノーピークを、世界一クリエイティブな会社にすることでしょうか。

まだアウトドアブランドという認知ですが、実際にしているのは、アウトドアを通して自然と人、人と人をつなげること。

ものづくりはもちろんですが、コミュニティーづくりにさらに力を注いでいきたいと考えています。

って、会社の10年後はすぐに想像できるんだけど、自分のことなるとさっぱり……(笑)。

でも、社員みんなが家族みたいなものなので、その規模がどんどん大きくなっていって、大家族の肝っ玉母ちゃんみたいになってるんでしょうね(笑)。

Photographed by Kenya Chiba
Edited by Kakeru Noda

髙阪正洋

ファッション、ライフスタイルまわりで、編集・ライターのいろはを学び、ひた走る日々。いつの日かROOMIEアイス部員に抜擢されんと、就寝前のアイスが20年以上やめられないでいることをココにしかと明言しておく。

feature

さまざまなジャンルで活躍する方々が「10年後も手放さない」思い入れのあるモノをご紹介。大切に持ち続けるモノについて語る姿から、その人の暮らしが徐々に見えてきます。

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