日本が世界に誇るスーパーフード、「納豆」。女性が気になるさまざまな症状に納豆パワーはどのように働き、どう食べると効果的なのか? 10回連載にて、「ナットウキナーゼ」を発見した納豆博士・須見洋行先生に伺いました。Vol.7は、認知症の予防について。

認知症

認知症には、「アルツハイマー型認知症」、「血管性認知症」、「レビー小体型認知症」など、いくつか種類があります。納豆がその予防に貢献できるのは、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)などがきっかけで発症する「血管性認知症」

納豆菌の酵素「ナットウキナーゼ」と、におい成分である「ピラジン」は血栓(血のかたまり)ができることを防ぐので、脳卒中、そしてその後の血管性認知症の予防になるのです。

その他の認知症に、納豆がどう影響するかはまだ明らかにされていませんが、Aβプロテインが関与する「アルツハイマー型認知症」への「ナットウキナーゼ」の効果について、現在も研究が進められていますので、今後新たに効果が発見される可能性は大いにあります。血栓予防のためには、1日1パックを夕食時にとること。薬味には、血栓予防効果のあるネギがおすすめです。

(*1)納豆中の血栓溶解酵素ナットウキナーゼ 国立情報学研究所データより

先生

須見洋行(すみ・ひろゆき)先生
1945年、奈良県生まれ。1974年徳島大学医学部大学院修了、九州大学理学部化学(生化学)、シカゴ・マイケルリース研究所文部省在外研究員を経て、1982年宮崎医科大学生理学助教授、1997年より倉敷芸術科学大学機能物質科学科(現、生命科学科)教授。2017年から同大学名誉教授。血栓溶解にはたらく「ナットウキナーゼ」の発見者で、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者。

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