野田 翔

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ずっと遠目に見てきました。

ベテランキャンパーの多くが手にするスノーピークのペグハンマー。

税込6,696円という高価格ゆえに「ヘッ、所詮ペグハンマーじゃないか」と毒づいてきたのです。

しかし、ただのハンマーと比較してみたら、完全に酸っぱいぶどうだったことが照明されてしまいました……。

衝撃が…ないだと…

ホントこれ。これですよ。

衝撃がないと言うと、もちろん言い過ぎなんですが、普通のハンマーと比較したら天と地ほどの差。

ふふーんと使った瞬間、言葉を失いました。この時点でもう分かってしまったんです、自分の敗北が。

これが銅ヘッドの力か…

この「ペグハンマーPro C」、打撃部分には銅のヘッドがついています。コレがすごい。

普通のハンマーって手に直接衝撃がくる感じで、手首が痛くなるじゃないですか?

でも、コイツは衝撃を銅がまず受け止めてくれる。ちゃんと分かるのよ、それが……。

ペグは鉄のはずなのに、なんだか硬めの木材を叩いてるような感覚になってしまう。

銅は柔らかい素材なので、数回使っただけでベコベコ。でも、それこそコイツが衝撃を吸収しているという証拠なのかもしれません。

力が伝わる工夫がたくさんあるぞ!

重心も調整されているらしく、力をそこまで込めずとも、しっかり打ち込めます。

加えて、手に通すヒモが手首を支える上に、

持ち手の凹凸があるお陰で、滑らない。

すっぽ抜けを気にせず、ヘッドの自重に任せたペグ打ちに集中できる。

ストレスなく、どんどん入るペグ打ちってもはやエンタメですよ。

抜く時にラク〜

同じくスノーピークのペグ、ソリッドステークを使うと撤退時にも遺憾なくその力を発揮!

先っぽをひっかけて、てこの原理でクイっとラクに持ち上げることもできるし、

深く刺しすぎたペグは、ホールに差し込んで引っ張りだしてからの、てこの原理の合わせ技!

これが楽しいから、撤退作業すら鼻歌混じりにやっちゃいましたよ。

残念なところ:高い

「それを言ったら終わりだろ!」って感じなんですけど、高いものは高いんだからしょうがない。

でもね、一回でも使ってみたら、「あ、なるほどね。これならペグと合わせて諭吉ですわ」ってなっちゃう。

友達とかが使っていたら、ぜひ試させてもらってください。戻れなくなりますよ……ふふふふ……。

モノとしての高級感にウットリ…

そして締めはやっぱりコレでしょう。

なんて言ったって、樫の木の柄に、鍛造仕上げの重量感ある黒鉄ボディ。そして、大自然の中、キラリと輝く銅ヘッド。

これを握りしめて振るう時、散ってもいない火花や、「カキーン」という製鉄所の金床の音が聞こえてくるんですよ……。

さすが「ペグ専用」と謳うだけある逸品なので、ぜひ冬キャンのお供にどうぞ!

100回以上の人気連載「マイ定番スタイル」では、私たちの暮らしを変えてくれそうなアイテムを実際に買ってレビューします。

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ROOMIE編集長。趣味は植物漁り、インテリアショップ&古着屋巡り、アウトドア、銭湯、映画とマンガと児童文学、そしてゲーム。自販機のお釣りをとるのが世界一ヘタクソ

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ROOMIEスタッフにとって、自らの定番スタイルを形作ってくれるアイテムや、自分たちの暮らしをこれから変えてくれそうなアイテムをご紹介していきます。

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