さわやかな過ごしやすさとは裏腹に、ゆらいでしまう秋の肌。 いつもと同じスキンケアをしているのに、肌がごわつき、顔に赤みやかぶれが出たり、突然かゆくなったりするのはなぜなのでしょうか。この時季特有の肌トラブルを解決し、心穏やかに過ごすヒントを「まいこ ホリスティック スキン クリニック」の山﨑まいこ先生に伺いました。

増える秋の肌トラブル。顔がかゆくなるのはなぜ?

山﨑先生のもとを訪れる患者さんが秋に訴える肌の悩みはさまざま。 中でも、心を乱される「かゆみ」の相談が増えるそうです。

秋から冬にかけては乾燥しやすい季節。 空気が乾燥していると、肌の水分が蒸発してカサカサになり、肌のバリア機能が低下。かゆみが起こりやすくなります。そのため、ちょっとした「外的刺激」もかゆみの原因に。

「肌が外的な刺激を受けると、免疫細胞が反応してヒスタミンなどの神経伝達物質が分泌されます。それが肌の神経を刺激することでかゆみが起こり、毛細血管が拡張することで赤みにつながってしまいます」(山﨑先生)

「外的な刺激」とは、化粧品や大気汚染のほか、紫外線や汗、花粉などのアレルギー物質もそのひとつ。空気が乾燥しているこの時期は、「一年でもっともかゆみを引き起こす要因にさらされる」と言えるかもしれません。

振り回されたくない、心を乱す「顔のかゆみ」

肌トラブルのなかでも、我慢するのがつらい「かゆみ」は、イライラやモヤモヤといったネガティブな感情につながりがち。かゆみのせいで心が乱されてしまう事例を山﨑先生に挙げていただきました。

ケース1:かゆくて仕事や人の話に集中できない

「原因もわからないかゆみをがまんするのは大変です。かゆみばかり意識してしまい、日常生活に支障が出るのは困りますよね。ひどいかゆみに意識が集中してしまい、仕事でいつものパフォーマンスが発揮できないという声もよく聞かれます」(山﨑先生)

かかないように気をつけていても、寝ている間にかきむしってしまい、かゆみがおさまるどころか炎症は広がるばかり。そんなイライラが募って、さらにかゆみが倍増。 イライラはかゆみを助長するのだそうです。仕事はもちろん、プライベートでも上の空になってしまい、「ねえ、聞いてる?」なんて相手につっこまれないように気をつけなければいけません。

ケース2:気持ちが沈み、自己嫌悪に陥ってしまう

自分に自信が持てず、人に会いたくないといった気持ちが生まれてしまいます。気にしすぎると、かえって症状が悪くなってしまうこともあります」(山﨑先生)

顔にかゆみや赤みがあると、鏡を見るたびにため息をつき、笑顔も消えてしまいそう。メイクがのらないからと予定をキャンセルしたり、気にするあまり講じた自己流のケアが実はNGだったり……。たとえ小さな肌悩みでも、大きな負のスパイラルにつながりかねません。

ケース3:かゆみのせいで幸せオーラが消滅

かゆみや赤みのせいで落ち込んでしまい、ドンヨリと暗く元気を失った患者さんもいました。肌は心に直結するとつくづく思います」

症状がよくなるにつれて、患者さんは表情がどんどん明るくなり、ひと目で「あ、雰囲気が変わった!」と驚くこともあるそうです。「会社と家を往復する毎日だったのが、肌がきれいになってからは映画や買い物をして帰るようになりました!」と意欲的になる様子を見て、山﨑先生もホッとするそうです。

肌のコンディションは、心やカラダのコンディションに直結する。山﨑先生のお話を聞いていると、つくづくそう感じます。

思わぬ落とし穴も。秋のかゆみ解決の正しいケアは?

かゆみを早く治すためには、「かかないこと」が一番。かくと余計にかゆくなるだけでなく、炎症の広がりや色素沈着につながってしまいます。できるだけ刺激を与えないように努め、どうしてもがまんできなかったら冷やすとかゆみは落ち着きます。

かゆみなどの炎症があるときは、スキンケアをシンプルにするのが正解。ただし、よかれと思ったケアが落とし穴になることも。

「夏の肌は、強い紫外線ダメージから肌を守るために、角質が厚くなっています。厚くなった角質は水分量を含みやすいため、汗をかくことで平常時の角質以上に水分を含み細胞が膨張しやすくなります。一方、エアコンなどで肌が乾くと角質の細胞は縮まります。
夏に膨張と収縮を繰り返すことによって、秋の肌は細胞間に隙間ができやすくなり、そうしてゆらぎやすくなってしまった肌は、いつものスキンケアが刺激になる場合があるんです」(山﨑先生)

とくに化粧水のテクスチャーは角質に入りやすいので、思わぬ刺激になりがち。山﨑先生は、肌が敏感になっていると感じたら化粧水の使用を控えて、低刺激のクリームを使ったケアをすすめることも多いそうです。保湿と紫外線対策をすることで肌のバリア機能も高まりますし、乾燥によるかゆみが生じた肌は、保湿することでかゆみの軽減につながります。

かゆみの鎮静とともに、心のささくれもおさまり、気持ちが前向きになるのを感じたいですね。


山﨑まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、大阪市立総合医療センターで臨床研修を行い、大学病院勤務や皮膚科院長を経て、東京・代官山に「まいこ ホリスティック スキン クリニック」を開院。あらゆる側面から肌悩みにアプローチする「ホリスティック医療」を掲げ、肌が自ら美しくなる“力”を育むことを目指す。ホリスティック栄養学を用いた栄養指導も実施し、外面と内面の美しさをトータルでサポートしている。

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顔のかゆみ・かぶれに効く、低刺激処方の肌のトラブル治療薬

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また、赤みや炎症を抑えながら素早くかゆみを鎮めるため、うっかりかいてしまってさらにかゆくなるといった炎症悪化のサイクルを断ち、スムーズに肌トラブルを治療します。


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空気が乾燥して顔がかゆくなっても、「キュアレア」があれば、心にゆとりが生まれて心地よい季節を満喫できるはず。肌が整うことで心とカラダのコンディションも良好に、自分らしい毎日を送りたいですね。

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Photographed by 中山実華(6,7枚目), images via shutterstock
Text by 大森りえ

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