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BUSINESS INSIDER JAPANより転載:

テントはこんがらがるわ、バーベキューの⽕はつかないわ。

そんな、にわかキャンパーに降りかかる苦難知らずのキャンプが、今流⾏のグランピング。

都会のホテル並みの設備のもとで⾃然を楽しむ、優雅でグラマラスなキャンプ体験のことを⾔う。

そのGLAMPINGとTRANSIT(中継地)を掛け合わせたネーミングで、2017年秋に登場したカプセルホテルが「GRANSIT AKIHABARA」だ。

たしかに⽇本が⽣んだカプセルホテルは、頑丈なテントのアパートと考えられないこともないわけで。

そこで記事執筆時、オープンから2カ⽉が経過したここに、気分転換も兼ねて泊まってみた。

昨年10⽉のオープン時に開かれた内覧会の写真も交えながら紹介する。

エントランス

エントランスではシンボルツリーがお出迎え。

空間デザインは、ゴージャス系建築で知られるデザイナー森⽥恭通⽒が代表を務める「GLAMOROUS co., Itd.」が担当

目印

場所は秋葉原UDXビルの向かい。クリスマスシーズン以外も、ライトアップされたツリーっぽいオブジェが⽬印。

フロント

フロント前にはロッカーに⼊りきらない⼤きな荷物を置けるスペースも。

エレベーター

セキュリティーエレベーターとセキュリティードアで⼊室管理。

エレベーターに乗ったら、この⽩いボードに ICタグで認証しないと、階のボタンは押せない。

ベッドルームエリア

ベッドルームエリア2

ICタグでドアを解錠すると、洗練されたベッドルームエリアが出現。

2層の「スタンダードカプセル」が並ぶ。サイドデスクとロッカーなどを備えた個室タイプの「プライベートカプセル」や上下2つのカプセルベッドを備えた「ツインカプセル」タイプもある。

ベッド

上段下段、好きな⽅を選べるが、ステップの上り下りが⾯倒なので、今回は下の段をチョイス。

室内

スクリーンを閉めて、枕側から⾒えた⾵景をゴープロで撮影。正⾯には24インチのテレビ。⽴ち上がると頭は天井につくが、横になってしまえばこっちのもの。けっこう広々。

足元側から

⾜元側から⾒るとこんな感じ。⼩さめのボストンバッグ程度なら⾜元にラクラク置ける。

ベッド

マットレスは東京⻄川と共同開発したオリジナル。「体圧分散」と「寝姿勢保持」が⾃慢。 経費で泊まれるランクのビジネスホテルのベッドより、ずっと寝⼼地がいい。

コンセント

枕元にはスマホ置き場。ACコンセントのほか、 USBのコンセントも完備。⼟地柄か、各種ケーブル類の貸し出しも充実。

ロッカー

荷物や貴重品はロッカーへ。ちょっとしたスーツケースも収納できる。ICタグをタッチすると、ピロロローンと⾳がして解錠される。

浴場へ

セット

ロッカーの中の専⽤バッグに⼊っていたのは、部屋着やタオル、⻭ブラシ。このバッグを持って⼤浴場へゴー!

フリーラウンジ

フリーラウンジや⼤浴場のエリアは、男⼥エリア別に2フロアある。

ちなみにドアの表⽰デザインまで⼿抜きなし。いちいちかわいい。

脱衣所

脱⾐所には鍵のかかる貴重品ボックスも。

お風呂

シャワー

脚を伸ばせる⼤浴場にはシャワーブースを完備。

⼥性⽤の⼤浴場には、DHCのシャンプー、リンス、ボディソープが⽤意されている。

ちなみに男性⽤の⼤浴場では資⽣堂ブランドを使⽤。

パウダールーム

化粧水

備品

パウダールームにはDHCのローション類や、コットン、綿棒、ヘアゴムなど、アメニティが充実。

洗濯機

⼤浴場にあるランドリーに洗濯物を放り込んだら、待ち時間は隣のフリーラウンジへ。

ラウンジ

女性誌

無料のラウンジも男⼥別々。この⽇は23時頃から部屋着でくつろぐ⼥性客でにぎわっていた。

⼥性誌を読んだり、ガイドブックをチェックしたり。部屋着姿でパソコンを広げ、残業をしている⼈も。あ、⾃分だ。

経営⺟体は、多くのインターネットカフェなども運営する株式会社バグース。

内覧会で、GRANSIT AKIHABARA 統括マネージャーの⼩林拓さんいわく、「そのノウハウがラウンジに⽣きています」。

ドリンクバー

フレーバー

挽きたてコーヒーから昆布茶まで、フリードリンクも充実。キャラメルなどのフレーバーも⽤意されている。

ライト

ライト2

ライト3

リラックスしすぎて仕事にならないので、マイカプセルへ。

頭の上にあるのでまぶしくないルームライトは、光量の微調整が可能。

ギリギリまで暗くして、おやすみなさい!

チェックアウト

スタンダードカプセル(17 時間 3500 円〜)のチェックアウトは朝10時までと遅め。休憩プランは1時間980円〜。

空

ちょっとした⾮⽇常空間をあとにすると、徒歩5分でJR秋葉原駅に到着。

旅⾏に、終電逃しに、はたまた地下鉄で⾏けるプチ逃避⾏にお勧め。

(福光 恵)

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