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小説よりも気軽で、映画ほど疲れない。それでいて、人生に影響を与えるような価値観に出会えるのがマンガです。

そこでマンガを軸に事業を展開したり、本を出されてたりしている山内康裕さんに、月に2回、オトナも楽しめるマンガを伺っていきます。今回はVol.3。

山内康裕
マンガナイト/レインボーバード合同会社代表。“マンガ”を軸に施設・展示・イベント等のプランニング業務を提供。共著書に「『ONE PIECE』に学ぶ最強ビジネスチームの作り方(集英社)」「人生と勉強に効く学べるマンガ100冊(文藝春秋)」等

さて、今回のテーマは、「新生活、新たに出会う相手への想像力を広げるマンガ」。

オススメは、西村ツチカ著、『北極百貨店のコンシェルジュさん』です。

ーーざっくりとしたあらすじを教えてください。

「北極百貨店」というデパートの新人コンシェルジュになった主人公のお話です。

特徴的なのは、主人公は人間でも、お客さんはすべて動物というところですね。

ーーこの漫画の魅力はなんでしょうか?

コンシェルジュという、サービスにすごく特化した職業を通じて、「サービスの本質」とも言える点を教えてくれることです。

ーーサービスの本質とはどういうものがあるんでしょうか?

例えば、コンシェルジュの主人公を陰ながら導くフロアマネージャーがいるのですが、その人が「(気持ちというのは)目を見ればそれぐらいわかる!」と言うんですね。

その言葉を自分なりに解釈した主人公は、フェレットのお客さんの目線の高さに合うようにしゃがみ込む。そうすることで、彼の気持ちを読み解こうとするんです。

すると、初めて「いい知恵を貸して欲しい」と、相談を持ちかけられる。

相手に合わせることで、相手が必要としていることを察する力がつく。改めて、顧客視点というものを考えるきっかけにもなります。

他にも、「笑顔とは地球上で最も苦しんだ動物が発明したもの」など、笑顔の重要性や機能についてハッとさせられるセリフもあったり……。随所で動物の視点をうまく使った気付きがあります。

ーーこの漫画を通じてサービス業の勉強はできますか?

もちろんです。百貨店業界って、今かなり押されている業界じゃないですか。

でも、サービスというのは、あくまで体験価値を売ることだと思うんです。

ただモノを買うのではなく、 誰から買うのか、誰が作ったのか、そういう文脈も含めて人は高い対価を払うのだ、ということをこのマンガは気付かせてくれます。

ーーこの漫画を特にオススメしたい人は誰でしょうか?

特には、人に関わる職業に就いている人ですね。ベテランでも「最初は俺もこうだったはず」と初心に立ち返れる作品ですね。

もちろん、主人公が新人のコンシェルジュなので、新人の営業マンなどにもいいでしょう。

試し読みはこちらから

そんな『北極百貨店のコンシェルジュさん』、試し読みはこちらから可能です。

1話でしっかり完結しているので、魅力がキチンと伝わってきますよ。

表紙image:amazon
その他image:shutterstock

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