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谷川俊太郎さんの詩を一度も読んだことのないひとって、日本にそれほどは、いないんじゃないでしょうか?

小学校の国語の教科書で読んだ『生きる』を覚えていないとしても、谷川さんが翻訳した『スイミー』は脳裏に焼きついていたり。自分が小さな頃からいつでも”偉大な詩人”だった谷川さん。でも、思い返してみると、

谷川さんの詩を借りて想いびとに告白したことがあったり、旅行に出かけるときに必ず持っていくお気に入りの一冊が谷川さんによるものだったり。そうやって谷川さんの言葉は、まるで大切な家族や気のおけない友だちのように、いつでも僕たちに必要なことをそれとなく教え、ともに考えてくれているのかも?

『星空の谷川俊太郎質問箱』

星空の谷川俊太郎質問箱

ほぼ日刊イトイ新聞が一般募集した質問に、詩人・谷川俊太郎さんが答える『谷川俊太郎質問箱』から10年。

再び谷川さんに質問をぶつけ、ほぼ日に掲載された質問と答えに、新たに書き下ろしを加え、まとめた一冊です。

人生の素朴な、でも真剣な質問たち

星空の谷川俊太郎質問箱

「人間が『忘れる』のはなぜ?」「1ヶ月の休みに何をする?」「偽善者になりたくない」「10億円あったら」「スヌーピーと友だちになりたい」「宇宙と自分の関係」

……全64の質問とそれに対する谷川さんの答え、そして谷川さんからの“65番目の質問”を収録。

巻末には、同時代を同じ詩人として生きる最果タヒさんによるエッセイが。

僕たちのそばに寄り添う言葉

星空の谷川俊太郎質問箱

たとえどんなに切実な悩みでも、シリアスになりすぎず、それでいて本質からは決して目を背けない。その平衡感覚が、谷川さんらしさでしょうか。

たとえ明確な答えが見つからなくても、そこに的確な“空気”を生み出し、相手を受け止める“器”をこしらえる。超然とした態度で僕たちのそばに寄り添ったり、ポンと肩を叩いたり、ときに肩透かしを食わせてみたりしながら。

星空の谷川俊太郎質問箱

それができるのは、”偉大な詩人”だからなんかではなくて、ただただ、誰よりもたくさん思考してきたからかもしれません。

生きることについて、愛することについて、死について、勉強について、差別すること・されることについて、歩くことについて、憎むことについて、笑うことについて、さみしい気持ちについて……。そういうのを全部、ああでもないこうでもない、と。

星空の谷川俊太郎質問箱

悩んで、苦しくて、自分で解決できなくて、不思議で、不安で……ひとりでどうしようもない気持ちになったら。谷川さんに、そっと打ち明け話をしてみませんか?

星空の谷川俊太郎質問箱[ほぼ日刊イトイ新聞]
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