ギズモード・ジャパンより転載
『ヘドバンギャー』しても大丈夫だった。
2017年は数多くの左右独立イヤフォンが発売されましたが、そのうちJaybirdからはスポーツイヤフォン「Jaybird RUN」が発売されました。米Gizmodoもレビューしていましたね。
レビューには「激しいワークアウトをしても動くことはありません」とありましたが、実際のところどれくらい動かないものなんでしょう? 「Jaybird RUN」の使い心地やフィット感を、数日使って確かめてみました。
ランニング用途を意識した「Jaybird RUN」はズレなさをウリにしており、4種類のセキュアフィットイヤーフィン(フックみたいなやつ)を同梱しています。これが耳にハマるとちょっとやそっとではズレないというワケで、落下防止だけでなくフィット感も高めてくれるという次第です。
普段はランニングなんて滅多にしない僕ですが、せっかくなので「Jaybird RUN」を付けて30分ほど走ってみました。落ちる心配は全くなし、ゼロです。しかも不思議なものでずーっと付けていると、付けてる感覚が無くなってくるんですよ。シリコンが馴染んで装着の負荷が軽減してくるのか、この感覚には驚きましたね。すごい一体感を感じる。
試しにヘッドバンギングもしてみましたが、メガネは落ちてもイヤフォンは落ちませんでした。あんまりオススメできませんが、頭を振れる左右独立イヤフォンとしても推せるかもしれませんね。汗にも強いのでワークアウトにも良しです。
が、その上質なフィット感ゆえか、スイートスポットを見つけるのにはかなり労を要しました。「Jaybird RUN」は、付けた時にジャストの位置にハマってこそ付けてる感がないレベルのフィット感が味わえるのであって、そのポイントが思いのほか狭いのです。耳の形にもよるので個人差のハナシになってしまいますが、ジャストなポイントを見つけるまでは聞き方が不安定になる可能性はあります。軽く装着してから後ろ側に回すとうまくいくことが多かったです。
とはいえ、装着そのものはスムーズ。ケースから取り出すだけでペアリングが完了し、右イヤフォンのボタンを押せばそのまま再生へ。音質に関しては、クラシックのパート分離はそれなり。反面、ロック系やベースミュージックは迫力たっぷりにガッツリ聞けます。高域のブリリアンスさも良し。遅延は0.5秒以上あるので、ストリーミング試聴にはちょっとしんどい。いってもBluetooth 4.1のSBCコーデックですしね。
アプリを使えばイコライジング(EQ)も楽しめて、これが思った以上にディープでした。DAWのプラグインじみたQ幅調整やゲインコントロールができて、かつ他ユーザーがカスタムしたプリセットも拝借することができるんです。ゆえに、EQのバリエーションに関してはもう∞(無限大)といって良いでしょう。「今のセッティング飽きたな」って時は、新たなEQをディグってみるのも一興です。
最後に通信の具合について。「都市部では干渉を受けやすいのでは」という部分を心配していたのですが、結論から言いますとそんなことはなかったぜ。iPhone 8 Plusを再生機にして、吉祥寺や中野駅前あたりは問題なし。渋谷周辺では何度か左が飛びましたが、ことさら気になるほどでもなし。相性なのかなぁ?
総評としては、フィット感に全振りしつつEQも楽しめるスポーツイヤホンといったところ。バッテリーもイヤホン単体で4時間あるので、心配する場面はほぼほぼないでしょう。なんせこのフィット感は「左右独立イヤホンって落ちそうじゃないですかぁ」とか言う人の耳にそっと差し込みたくってやりたいですな。
そんなJaybirdがAmazonでキャンペーンをやってるようでして、Jaybird謹製のイヤホンを買うと最大3,000円のキャッシュバックがもらえるみたいです。
期間は、本日2018年1月8日(月)まで。「Jaybird RUN」でなくとも、他のJaybirdワイヤレスイヤホンを買うなら今が狙い目でございますよー。
でもまぁ、ここは最新の「Jaybird RUN」を推しますけどね。フィット感 is 正義ですとも!
キャンペーンについては以下のリンクよりご確認ください。
>>「Amazon 【メーカー主催】Jaybird イヤホン キャッシュバックキャンペーン」の詳細ページへ
なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので、販売ページでご確認ください。カラー選択も販売ページより。
Photo: ヤマダユウス型
Source: Amazon.co.jp (1, 2)
(ヤマダユウス型)