音楽に色やにおい、味などを感じた経験はないだろうか。もちろん本当に付加されているわけではないけれど、流れた楽曲に色を感じたり、甘いにおいが漂ったり。音楽を創るひとであれば、逆に食事や体験から、音楽が浮かぶこともあるかもしれない。

それはきっと体験や記憶などが相まって、感覚に訴えてくるもの。だから、自分が感じるそのイメージを他の人と共有できるわけではない。

音楽を分析して味覚化する装SQUEEZE MUSIC

そんな中、音楽を分析して味覚化する装置「SQUEEZE MUSIC」が発表された。音楽に味を持たせるという試みだ。

広告チームによる音楽を分析して味覚化する装SQUEEZE MUSIC
音楽を分析して味覚化する装SQUEEZE MUSICがおもしろい

「SQUEEZE MUSIC」は音楽を再生しながら、その楽曲のムードに合ったミックスジュースを自動作成する、ジュークボックス型プロダクト。

音楽を再生すると、その曲を構成するムードを「HAPPY」「EXCITING」「ROMANTIC」「SENTIMENTAL」「SAD」と分析し、「HAPPY」なら甘み、「EXCITING」なら酸味といったように、脳がそのムードを感じやすい味覚に分類。曲の展開に合わせて、さまざまな味のドリンクが抽出され、ミックスされていく。

音楽を分析して味覚化する装SQUEEZE MUSICからできた音楽ジュース

1曲が終わる頃には、その曲を表すジュースができあがるというわけだ。例えば明るくて元気な曲は、さわやかで酸味の効いた味に、バラードや失恋ソングは、涙のようなしょっぱい味になるという。

「SQUEEZE MUSIC」は、プロデューサーに乃村工藝社、NOMLABの後藤映則さん、プランナーは電通のクドウナオヤさん、眞貝維摩さん、アートディレクターは電通の松永美春さん、エンジニアはmonopoの岡田隼さん、デザイナーは、Ginger Design Studioの星野泰漢さん、横尾俊輔さん、暮橋昌宏さんという大手広告代理店の若手クリエイターを中心に結成されたチームから生まれたプロダクト。

製品化、販売については、今のところ予定はないとのことだが、広告の企画制作などで使う人がいればよいなと考えているとのこと。今すぐ購入できるわけではないものの、どこかで試すことができる機会はあるかもしれない。

アイデアと技術力をもってすれば、見えないものを形にしたり、考えつかなかったような音楽の新たな楽しみ方も生まれるのだなと感じた。

自分の好きな音楽がどんな味になるのかも試してみたいし、その曲が自分のイメージ通りの味になるのか、はたまたまったく違うのか……などを比較してみたら面白そう。何はともあれ試してみたい。私が愛してやまないあの歌の味を。

SQUEEZE MUSIC
音楽を味覚化する装置 「SQUEEZE MUSIC」が2017年度グッドデザイン賞を受賞 [PRTIMES]

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