インテリア好きにとって、季節家電はなかなかの天敵だ。
機能性が大切なので、デザインばかりを優先するわけにもいかない。さらに、常日頃から設置するものでは無いため、設置場所も少し浮きがちになる。インテリアと調和が上手くとれた季節家電をチョイスするのは簡単ではない。
この冬、「部屋の温度は快適に保ちたいけれど、インテリアの調和を崩したくない」という方におすすめのアイテムを発見した。イタリア発の家電ブランド・デロンギの『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』だ。
今回はこの製品を、27歳でリノベーションした家に住み、インテリアにもこだわりの強いROOMIEライターの小山和之さんに試してもらった。
こだわりのリビングにもマッチする「シンプルで質感の高いデザイン」
小山さんの家のリビングは全体的にトーンと色数を抑えたシンプルな空間。今回はそこに『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』を設置してもらう。はじめに、「リビングに置くものを選ぶ基準」をどこに置いているかを伺ってみた。
「僕は比較的シンプルな形状だったり素材感がしっかりしたのものを選ぶようにしているのですが、一般的な暖房器具だと、面の数が多くてデザイン上うるさかったり、質感がイマイチなものが多いんです。一方、この『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』は色味もデザインもシンプル。素材も金属がメインで光沢も抑えられ、質感も申し分ないですね」
モノトーン、かつシンプルなデザインの『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』は色味が抑えられた空間にもマッチする。シンプルながら質感も高いデザインは、小山さんの家にもマッチしたようだ。
「暖かい」だけじゃない。ムラなく、静かに。
もちろん『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』の価値はデザインだけではない。今回小山さんに試していただいたのは、「ゼロ風暖房」と表現される、その機能面でもぴったりだと考えたからだ。
小山さん宅はエアコンが部屋の端に設置されており、ソファやテーブルなど場所によって寒さにムラが生じやすい。
『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』はエアコンなどのような暖かい風を送り出す暖房ではなく、放熱板から熱を発し、部屋の空気自体を温める「輻射熱暖房」を採用している。温められた風を出さずに部屋全体の空気を暖めてくれるため、場所による温度ムラが生じにくい特長を持つ。
なによりも温風による乾燥が少なく、ほこりが舞わないことが最大のメリットだ。
「僕は家で仕事をすることが多く、リビングの中でも食卓やソファ、さらにはリビングと繋がっている書斎と、気分を変えるためによく移動するのですが、エアコンと違い、どこにいても暖かいんです。これまではエアコンから遠い場所では膝掛けを使ったりしていたのですが、それも要らなくなりました。速暖性も高いので、仕事から帰ってすぐに暖まるのも嬉しいですね。
それと、乾燥しないのが地味に助かっています。喉が渇くと集中が切れてしまい、どうしても仕事を中断しがちなので……。部屋のエアコンも然り、『暖房=乾燥』のイメージが強かったのですが、暖かいのに乾燥しないという部屋は、仕事もはかどって快適ですね」
温度ムラだけではない。窓際に『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』を設置すると、窓を通って室内に入ってくる冷気を、輻射熱が遮断してくれる効果もある。小山さんの家のように大きな窓がある部屋では、窓際に設置すると特に効果を発揮しやすい。
また、輻射熱暖房の場合、騒音がないのも大きな違いだ。温風を送り出すといった機能が不要なため、運転音は呼吸音より静かだという。プライベート・仕事の両環境で家を使う小山さんにとっては音もかなり気になるポイントだった。
「音はかなり気にするんです。僕自身が音に神経質な部分もあると思いますが、イヤホンをしていないと、仕事をするにもちょっと休憩して本を読むにも、集中できなくて。どうしても気になるときはエアコンを切ったりしていたのですが、冬本番の寒さだと、なかなかそうもいきません」
消し忘れゼロで、家に着くと暖かい。HomeKit対応
家の中だけでなく外からでも、スマートフォンの専用アプリ経由で操作できる。利用する際には専用アプリ(iOSのみ)とiPhone標準機能の「HomeKit」、Apple TV(第4世代以降)が必要となる。今回は、小山さんの家にApple TVが設置してあり、iPhoneユーザーだったこともあり、実際に試していただいた。
「僕は結構冷暖房を切り忘れることが多くて、『あれ、切ったかな…』と心配になるのですが、設定で最寄り駅に着いた段階で電源をON/OFFにできるので、切り忘れの心配がなくなりました。逆に、駅に着いたらONにしてくれるので、駅から家まで約10分間歩いている間に家が割と温まっているのがこの時期は助かります」
無論、操作は家の外からだけでは無く家の中からでも可能だ。スマートフォン上から電源のON/OFF、温度・出力の調整などができる。ちょっと肌寒い、もう十分暖まったかなというときに、気軽に操作ができるのだ。
年のうち数ヶ月、一時的に使う季節家電とはいえ、デザインも機能も抜かりなくこだわりたい。もちろんインテリアとしてマッチしないものはダメ。
デザイン性も高く、優れた機能を備えた『マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル』は、こだわりの強い方でも満足する、抜かりのない「冬のとも」となりそうだ。
マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル [デロンギ・ジャパン]
sponsored by デロンギ・ジャパン株式会社
Photographed by Yutaro Yamaguchi