こういうのを待っていた。フィルムの『スクエア』写真が撮れるインスタントカメラ。
今やインスタグラムでみーんなにお馴染みとなった、『スクエア』写真。かつてポラロイド社の大きなカメラで撮影したり、撮られた記憶がある人もいるだろう。そう、『スクエア』写真って、やっぱりフィルムでこそ楽しいもの。
けれど、『スクエア』のインスタントフィルムはポラロイド社のフィルムがなくなって以来、めっきり姿を見せなくなっていた。さらに今ではそれを撮ることができるインスタントカメラも少なくなってきて、もはやフィルムの『スクエア』写真は高級品といってもいいようなムードだったのだ。
そこに発表されたのがロモグラフィー社が現在開発している新しいインスタントカメラ「Lomo’Instant Square(ロモインスタント・スクエア)」。正方形フレームの写真が撮れる世界で初めてのアナログインスタントカメラだ。本体のレンズ面を開くとじゃばらがのぞき、シャッターを押すとコンマ数秒の間をおいて、ジジーッとインスタントフィルムが出てくる。手のひらで温めながら写真が浮き上がるのを待つこの時間、往年のビンテージカメラを思わせる佇まい、そうそうこういうの、待ってました!
フィルムは一足先に富士フイルムがリリースしたスクエアフォーマットのインスタントフィルム、instax SQUARE フィルムを使うことができて、もうデッドストックをすり減らしながら撮影する必要もない。ちょうど20年前くらい、高校生の頃憧れたインテリアのように、写真を冷蔵庫に貼ってデコレーションしたり、スニーカーを撮影してシューズボックスに貼ったりしておしゃれな収納なんかにも活かすことができる。
機能はというと、ガラスレンズだから写りもシャープだし、オート露出で操作も簡単。付属のカラフルなフラッシュ用カラーフィルターや、重ね撮り機能を使えば、個性的な一枚も撮れる。さらに詳しい機能は、こちらで確認してみてほしい。
ブラウンの Ginza(ギンザ)エディションや、レッドブラウンの Pigalle(ピガール)エディションには本革が使用されている。
カラーはブラック、ホワイト、ブラウン、レッドブラウン、限定カラーのブルーから選べて、価格は14,200円から。2017年10月10日(火)までクラウドファンディングサイトで購入することができる。クラウドファンディングでは異例のスピードですでに目標金額を超えているので、確実に手に入れることができるはずだ。限定カラーのブルーもかわいいし、やっぱり本革にも心が揺れる。どれにするかはあなた次第。ちなみに筆者はブルーを購入。
『スクエア』写真は、本物のフィルムならきっと、もっと楽しくなる。友達と交換したり、思うままに壁をデコレーションしたり、時には失敗したりすることで本当に大切な一枚に出会うことができる。スマホもいいけど、たまには目をはなして本物のカメラを手にしてみない?