学生時代の仲間4人で「カレストハウス」と称したシェアハウスに暮らすメンバーたち。大学卒業後、就職のために名古屋から上京し、一緒に暮らし始めて約1年半。引っ越し直後におこなったレセプション以来、1年ぶりに少し気合いの入ったパーティーをすると聞きつけ、お邪魔することに。
4人の東京暮らし1周年を記念して、パーティを開催
東京の中野区にあるカレストハウスは、110㎡、4LDK＋S、築37年のアパートだ。レトロなビルの4～5階部分を占めるつくりは、まるで一軒家のようなたたずまい。新宿のビル群や近隣の住宅街を360°を見渡せる屋上もついており、アウトドアチェアを持ち込んではビールを片手に語らう、メンバーお気に入りの場所となっている。
ちなみに、カレストハウスとは、彼らが学生時代に主宰していたイベントサークル「College.st」に由来する。当時から「カレッジストリート」を略して「カレスト」と呼んでいたのを、このシェアハウスの名前にしたそうだ。
この家は、200もの物件から探しあてた。この家ともうひとつ、候補に残ったのは豊洲のタワーマンション。コンシェルジュもいて、ジムもある豪華なマンションだったのに、このレトロな家を選んだ理由は「自分たちらしいから」。「豊洲のタワマンなんて、キャラが違ったね」「たたき上げ感がなかったな」と笑って当時を振り返る。
カレストハウスへ伺うのは久しぶりだが、前回の訪問からメンバーが2人も増えていて驚いた。聞けば、どちらも古くからの友人で、しばらく居候をしており、あわよくばカレストハウスメンバーの座を狙っているらしい。「屋上にテント張ってやるよ」なんて冗談を言いながら、初期メンバーもまんざらではなさそう。
1周年＆転機を祝うパーティは「白」がテーマ
居候組のひとりは、まもなく名古屋から上京する予定。もうひとりはカメラマンで、カレストハウスで撮った写真を一冊にまとめ、まもなく写真家デビューする。ここに引っ越して1周年の記念、そして居候ふたりの転機もあわせて祝う今回のパーティは、物事のはじまりにふさわしい「白」がテーマだ。
カレストハウスのロゴが入ったTシャツや、こだわりの文房具、リビングの白い壁で映像を楽しむプロジェクターなど、メンバーたちは思い思いに白いアイテムを持って集まった。
白い文鳥（ぬいぐるみ）の文太と文三もテーブルに料理が運ばれるのを待っている。
物選びにこだわるメンバーが選んだのは…
パーティーのテーマを「白」にしたもうひとつの理由は、カレストハウス誕生1周年を機に、白いガステーブル『ホワロ』を迎え入れたから。
物選びには、“自分たちらしさ”を大切にしているカレストハウスのメンバーたち。共有スペースに置く家具や家電を選ぶときに重視するのは、まず見た目と機能性。あとは金額面なども含めて徹底的に話し合い、購入後には使い方のルールを決める。白というカラーとミニマルなデザインが気に入って購入した冷蔵庫は、ひとり1段、自分のスペースをもらい、中に入れる物には名前を書くというルールを作った。
そんな物選びへのこだわりを持つメンバーたちが『ホワロ』を迎え入れたのは、見た目のシンプルさと、「白」というカラーが気に入ったから。白い冷蔵庫や電子レンジにあわせて、白いガステーブルを探していたけれど、なかなか見つけることができなかった。『ホワロ』の無垢でぬくもりを感じる優しい白色が決め手となって、満場一致で即決をした。
以前使っていたガステーブルは、コンロの火力が大まかにしか調整できず、火が強くなりすぎて「中華料理屋みたいだった」とメンバーは声を揃える。掃除がしにくかったため、においが気になってグリルで魚を焼くこともなくなってしまったという。
『ホワロ』は、仕様も操作もとてもシンプル。コンパクトながら、メンバーが2人並んで料理をしても窮屈さを感じさせない。2口あるコンロは左右が同じ火力なので、みんなで料理をするときに強い火力を取り合うこともなくなった。
白いパーティでは、料理さえ「白」
「白」がテーマのパーティーには白い料理がふさわしい。ということで、今日のメニューは以下の通り。
白い焼き野菜とスネジャンカソース
グリルで焼いたカリフラワー、かぶ、ホワイトアスパラガス、アンディーヴ、れんこんを、水切りヨーグルト、きゅうり、シラスで作った白いソースで。
シンガポールチキンライス
海南鶏飯（ハイナンチーハン）と呼ばれ、シンガポール、マレーシア、タイなどの東南アジア周辺地域ではポピュラーな料理。お米を一緒に炊き込んだ鶏肉は柔らかく、パクチーがよくあう。
クリスタルソルトの焼き貝
『ホワロ』のグリルで使えるクッキングプレートにクリスタルソルトを敷き、白い貝を並べてグリルで焼いた、簡単なのにパーティー向きの一皿。キリっと冷やした白ワインをおともにしたい。
モチベーション上がる。料理が楽しくなる
『ホワロ』がやってきてからというもの、料理が楽しくなってしまったというカレストハウスのメンバーたち。白いパーティー料理とお酒に舌鼓を打ちながらも、『ホワロ』の話がとまらない。
「クッキングプレートでピザを焼いて、ピザパーティーもいいな。夏を惜しんで沖縄料理パーティーもいい。なんか、夢が広がるな」（山﨑さん）
「グリルを使えば短時間でおいしくトーストが焼けるから、朝ごはんが習慣になりそう」（日野さん）
「白いと汚れが目立つという人がいるけど、汚れに気づければすぐ掃除できていいと思う。ゴトクもシンプルだし、パーツも簡単に外せるから掃除しやすくなったよね」（笠井さん）
「グリルで焼いた野菜って、こんなにうまいんだ。やっぱりフライパンとは違うな」（日野さん）
「白い料理って意外といろいろあるね。白にして正解だったね」（山﨑さん）
どのメンバーも腹ぺこなのに、「これ食べる？」「何飲む？」と気にかけあう姿が微笑ましい。時間をかけて用意した料理も、気持ちいいほどあっと言う間にみんなのお腹のなかへ。
つまみの色も、火力も、自由自在に
シンプルなものが好みだけど、その中でも自分らしさを出していきたいというカレストハウスのメンバーたち。全7色から好きな色を選ぶことのできる点火つまみも、『ホワロ』を選ぶ決め手のひとつとなったようだ。
置くだけでキッチンを明るく心地よい空間にしてくれる白いガステーブル『ホワロ』。シンプルでおしゃれなデザインや、点火つまみを好みで選べるようなさりげない遊び心が料理へのモチベーションを上げてくれる。キッチンや、キッチンから続くダイニング、リビングの家電や家具ともなじみ、生活感を感じさせないのもうれしいポイントだ。
シンプルな設計だが、安全機能がしっかりついているので料理初心者でも安心して料理に没頭することができる。壁が左右どちらにあっても設置できるように、2口のコンロは両側標準火力で火力は同じ。使い勝手の良さと火力の強さにおいては、料理家も認める実力を持っている。
スムーズにまっすぐ引き出せるグリルは、水を入れる必要がない「片面水なしグリル」なので、使用後の手入れも簡単。このグリルでぜひ試してみたいのは、トーストだ。2分半という短時間で外はサクサク、中はしっとりと、おいしく焼き上げることができる。場所をとるトースターの代わりに、グリルが活躍してくれるのは手狭なキッチンではありがたい話だ。
別売りのクッキングプレートがあれば、焼き野菜で素材の味を楽しんだり、揚げ物をカリッと温め直したりだってできる。
ROOMIE読者特典！ グリルで使える「クッキングプレート」をプレゼント中
『ホワロ』は、インターネットだけの限定販売。さらに、2017年10月4日（水）15時59分まで、ROOMIE読者限定特典として別売りのクッキングプレート（定価：税込2,916円）をプレゼント中。料理を通じて豊かな時間を過ごしたい人、キッチンを特別な空間にしたい人には見逃せない企画だ。
カレストハウスメンバーの東京暮らしも2年目に突入。これから転勤や結婚といったライフスタイルの変化もあるだろうが、「カレストハウスはずっと存続させたい」とし、この場所を拠点とした活動も計画中なのだとか。
これからも、みんなの笑顔が集うその中心で『ホワロ』は食べること、料理することの楽しみをもたらしてくれるだろう。
（取材・文 大森りえ）
Photographed by Kenya Chiba Food &Styling by Mari Takahashi
