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本格的な夏が到来! 溶けてしまいそうな毎日を乗り越えるため、ROOMIE編集部員が休憩中に食べたアイスをご紹介。夏はアイス。少しでも暑さを感じたらアイス。会社でも家でも、とにかくアイス。

旅行が好きだ。目を離すと直ぐに新幹線に乗るタイプ、だと自覚している。

駅弁を買って、ちょっといいビール(仕事の時はがまん)を選ぶ。いつもは読まないようなミステリー小説なんかを駅の売店で適当に選んで、車内に乗り込む。

読んだことないです。すみません!

それが出張でも、帰省のための乗車でも、その行為がすでに旅行だ。東海道新幹線の富士山側の窓際が一番先に売り切れるの、よくわかります。見たいよね、富士山。

列車での旅行といえば、ポリ容器入りの緑茶も、新幹線の車内販売で買うアイスがカチカチなのもなんだか懐かしいけれど、祖母が好んで選んでいた冷凍みかんのことを思い出す。

列車での旅行といえば、ポリ容器入りの緑茶も、新幹線の車内販売で買うアイスがカチカチなのもなんだか懐かしいけれど、祖母が好んで選んでいた冷凍みかんのことを思い出す。

今となってはあまり見かけない冷凍みかんがコンビニで売っていたので、思わず手にとる。福岡の冷凍食品メーカー『八ちゃん堂 むかん』。どうやら大きいサイズを買ってしまった。かじれない。すこし解凍してから食べるみたいだ。

冷凍みかんはつくれる

冷凍みかんをガラスの皿に乗せてみると、思いのほかどっしりと鎮座していて「おみかんさま」然としている。何かしらに供えられてもおかしくないし、なんなら祀られる側。しめ縄としめ飾りがいかにも似合いそうだな、なんて考えていたらストーリーテリングのスイッチが入った。

冷凍おみかん、横から見るか

ガラスの皿に乗せてみると、思いのほかどっしりと鎮座していて「おみかんさま」然としている。何かしらに供えられてもおかしくないし、なんなら祀られる側。しめ縄としめ飾りがいかにも似合いそうだな、なんて考えていたらストーリーテリングのスイッチが入った。

ーー舞台となるのは、「おみかんさま」への土着信仰が残る村で、村民たちは閉鎖的だ。奇妙な風習、忌々しい過去の事件、わらべ歌に隠された秘密、そして起こる第一の殺人。長老は言う、「おみかんさまの祟りじゃ……」と。

列車での旅行といえば、ポリ容器入りの緑茶も、新幹線の車内販売で買うアイスがカチカチなのもなんだか懐かしいけれど、祖母が好んで選んでいた冷凍みかんのことを思い出す。

上から見るか…

八ちゃん堂 むかん』を眺めているうちに、いつの間にか「おみかんさま殺人事件」の渦中にいた。なんだ「おみかんさま殺人事件」って。「林檎殺人事件」ほどフニフニしてはないだろうけど、多分。凍ってるし。

実際に旅行に出なくても、いつだって想像力は、いろんな場所や物語へと旅をする。はい。さて、仕事しよう。

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