口に入れたときのハイな気分、収集欲をかき立てるパッケージ、なんだったらメッセージ性。連載「スナック・タイム」では、文筆家・甲斐みのりさんが、男の空腹を満たすためだけではない「嗜好品」としての食べものを紹介。第4回は、「coneri 品川」のこねり チョビ

静岡と聞いて思いつくお菓子は?」静岡県出身の私は、他県出身の友人たちに幾度となく尋ねてきたけれど、その答えのほとんどが「夜のお菓子、うなぎパイ」。静岡県は東西に長く、東部・中部・西部で言葉や食や文化が異なる。東部は富士宮焼きそば、中部は静岡おでん、西部はうなぎや浜松餃子。土地土地を代表する食文化や銘菓がありながら、うなぎパイは静岡県全域で「静岡の代名詞」という認識が確かにある。

一度は静岡みやげにもらったことがあるという県外の人が多いのは、うなぎパイを食べたことがない静岡県民が少ないことにも通じるだろう。

ひとり歩きするコピー「夜のお菓子」。その真意は?

「静岡と聞いて思いつくお菓子は?」静岡県出身の私は、他県出身の友人たちに幾度となく尋ねてきたけれど、その答えのほとんどが「夜のお菓子、うなぎパイ」。静岡県は東西に長く、東部・中部・西部で言葉や食や文化が異なる。東部は富士宮焼きそば、中部は静岡おでん、西部はうなぎや浜松餃子。土地土地を代表する食文化や銘菓がありながら、うなぎパイは静岡県全域で「静岡の代名詞」という認識が確かにある。

様々な解釈が抱かれる、「夜のお菓子」というキャッチコピー。命名者は2代目で、「夕食後など家族で団欒しながら、浜松名物のうなぎにまつわるお菓子を味わって欲しい」という意味が込められているそう。うなぎパイが誕生したのは昭和36年。高度経済成長の只中で、女性が働きに出たり、子どもたちは塾や稽古に通ったり、家族で集う時間が少なくなってきた時期だからこそ、夜のひととき、うなぎパイを囲んで家族で過ごして欲しいと願ってのことだった。

そんなうなぎパイで知られる「春華堂」が、新しく始めたパイブランドが「coneri 品川」。お菓子職人さんたちがうなぎパイで培った技術をもとに、試作と試食を繰り返し、国産の小麦粉やこうず粉をブレンドしたオリジナルの粉「こねり粉」が完成。混ぜて、練って、焼いて、何層にも折り重なったバター風味の生地が、さっくり軽やかに音をたてる。

そんなうなぎパイで知られる「春華堂」が、新しく始めたパイブランドが「coneri 品川」。お菓子職人さんたちがうなぎパイで培った技術をもとに、試作と試食を繰り返し、国産の小麦粉やこうず粉をブレンドしたオリジナルの粉「こねり粉」が完成。混ぜて、練って、焼いて、何層にも折り重なったバター風味の生地が、さっくり軽やかに音をたてる。

スティックタイプのパイ「こねり チョビ」には、プレーン、三方原ばれいしょ、浜名湖あおのり、てんさい糖などの味が。パイにつけて美味しい瓶入りディップは、ブルーベリー&クリームチーズ、塩キャラメル、桜えびタルタルソースなど、甘辛どちらも取り揃う。

静岡の味を、品川駅で手に入れる

現在は、ポップアップストアやウェブショップで求められる品々。「coneri 品川」と、かつての江戸の玄関口・品川の名を冠しているのも、品川と浜松とは意外な繋がりがあるからのよう。徳川家康が優秀な浜松の職人を街ごと江戸に移したそうで、そのため今も、東京には浜松の面影が残されているのだとか。

現在は、ポップアップストアやウェブショップで求められる品々。「coneri 品川」と、かつての江戸の玄関口・品川の名を冠しているのも、品川と浜松とは意外な繋がりがあるからのよう。徳川家康が優秀な浜松の職人を街ごと江戸に移したそうで、そのため今も、東京には浜松の面影が残されているのだとか。

昼でも夜でも、お茶にもお酒に合わせても。団欒の手みやげに選びたい、静岡の味

こねり チョビ[coneri 品川]

photo by Suzuki Ryuichiro

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