食欲がなくなる夏とは違って、冬はカロリーの高いものが欲しくなる季節。
ガッツリと食べたいときはジューシーに焼き上げた「手作りハンバーグ」がいいと思う。料理が苦手な人でも意外と簡単につくれて、そしておいしい。だからこそ、ハンバーグはいつの時代も人気なのだ。
そこで、吉祥寺の人気ハンバーグショップ「BON GOUT HAMBURG(ボングーハンバーグ)」の店長・山内健太郎さんに、店の看板メニューのひとつ「ボングーハンバーグ」のつくり方を特別に教えてもらった。
ボングーハンバーグは、厳選した「米澤豚一番育ち」100%にこだわったオールポークハンバーグ。ジューシーかつあっさりした味わいは口コミですぐに話題になって、270グラムというビッグサイズにも関わらず、ほとんどの女性客があっという間に完食してしまうとのこと。
今回はそんな店自慢のハンバーグと、前菜として人気のアヒージョのつくり方を合わせてうかがった。
『チーズ入りボングーハンバーグ』
作り方
米沢豚を4種類の部材に分けて挽き方を変える。キャラメリゼした3種類のナッツ(マカデミア、カシュー、ピーカン)をひき肉に混ぜ、成形する際に、とろけるベストな配合にした3種のチーズ(モッツァレラ、グリエール、サンモレ)を使用する。
肉の旨みをしっかりとどめるため、ハンバーグは表面に焼き色をつけ、オーブンで焼き上げる。
『アヒージョ』
作り方
容器にピュアオイル(40g)と鷹の爪(唐辛子)とニンニク(10g)を入れて火にかけ、オイルに香りを映す。オイルに火がはいったら、火の通りの悪い順番にマッシュルーム(50g)・イイダコ(70g)・白身魚を入れ7分程度火を通す。
パセリのみじん切りを入れて香りを付けたら、でき上がり。
「ハンバーグは、女の子へのおもてなし料理にもおすすめ」
盛り付けは中心を高めに、付け合わせには温泉卵を添えるのがボングー流。「ハンバーグの中にチーズを入れておけば、さらに濃厚な味が楽しめます。家で食べるなら“すき焼きのタレ”にあわせてもおいしいと思います」と山内さん。
材料を煮込むだけでつくれるアヒージョは、隠し味としてスライスしたライムをトッピング。余熱で火を通すことで、爽やかな香りがプラスされる。
おいしいハンバーグに必要なもの。
「食材」「大胆さ」そして「きれいなキッチン」
おいしいハンバーグをつくるのに必要なのは、食材のほかに何だろう? 山内さんは「ハンバーグは少し大胆につくるぐらいがちょうどいい」と話す一方、いくら男の料理とはいえ、キッチンはいつも清潔にしておくのが最低限のマナーだと話す。
「ハンバーグにしろ、アヒージョにしろ、キッチンまわりの油汚れはすぐに掃除したほうがいいと思います。特に家で見落としがちなのが“レンジフード”の油汚れですね。吉祥寺店では、営業終了後にレンジフードを外し、漂白剤で一晩浸け置くなど、鉄板周りだけでなくレンジフードの掃除には気をつかっています」
レンジフードの汚れは、キッチンの換気が悪くなるだけでなく、使っていないときは悪臭の原因にも。店では清掃業者に頼むこともあるそうだけど、自宅でそこまでする人は稀だと思う。「キッチン周りなら料理が終わり次第すぐに拭けますが、家でフードのファン掃除まですることはほとんどないですね。やるとして1年に1度、大掃除の時にまとめてやるぐらい」と山内さんが話すように、レンジフードの掃除はつい後回しになってしまいがち。
全自動お掃除機能で、
10年間、ファン掃除が不要な「レンジフード」とは?
山内さんに限らず、レンジフードの掃除を面倒に感じている人は多い。そんな人々の声を反映して開発されたのが、パナソニックのキッチンに付属できる「ほっとくリーンフード」。
「ほっとくリーンフード」は、面倒なファン掃除が「10年間不要※」という夢のようなレンジフード。電源を切るたび、毎回ファンが自動で汚れを落としてくれる。自宅でも肉を焼くという山内さんのように、油っこい料理が好きな人にはピッタリの商品だけど、どうして10年間もファン掃除が不要なんだろう?
※10年使用相当の汚れ付着での基本性能試験の値(パナソニック調べ)
その秘密は「油トルネード機能」と呼ばれるものにあるらしい。「ほっとくリーンフード」は、電源をオフにすると自動で残置運転になり、ゆっくりと回転しながらファンの油を下方へ集め、回転終了間際に高速回転させることで油を周囲に吹きとばす。
吹きとんだ油はワンタッチ着脱の「ラクウォッシュプレート」に集められ、プレートの手入れは年に1度、食洗器または手洗いするだけ。ファン掃除は10年に1度でいい。
ファンの取付位置は従来フードよりも約14cm低くなって、手が届きやすく、さらに掃除がしやすくなっている。シンプルで継ぎ目を最小限に抑えたデザインは、普段のふき掃除の負担をかなり軽減してくれるはず。
おいしい料理に、おいしいワイン。あとは……
今年も残るところあとわずか。
「うちに『ほっとくリーンフード』があればなぁ……」なんてぼやいている人も、年に1度ぐらいはレンジフードの中を掃除してみてはいかがだろう。見えないところをキレイに掃除してこそ、気持ちのよい新年が迎えられるというもの。
そして、部屋がキレイになったあとは、ぜひ誰かを自宅に招待してボングーハンバーグに挑戦してみてほしい。豚肉の甘みをより引き立たせるには、軽めの赤ワイン、特にスパイシーな香りのワインがおすすめだ。
おいしい料理に、おいしいワイン。そして、それを「おいしい」と言い合える大切な人がいる。
それだけで毎日は何万倍も楽しくなるのだ。
※ほっとくリーンフードはパナソニックのキッチン専用品です。
Photographed by Kazuya Sasaka