家を買うのを、みんな重く考えすぎている
──東京は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催もあって、街がめまぐるしく変化していますよね。この先東京に住むかどうかを考える世帯も多いですが、何か変化を感じますか?
伊勢谷さん:皆さん、家を買うことをすごく重く考えていますよね。私、今の家が購入3軒目なんですよ。
──3軒目! 前の家はどうなってるんですか?
伊勢谷さん:売りました。住み替えていけばいいんですよ。例えば、恵比寿に近くて広く、いい設備の家に住みたいと思ったら、賃貸だとものすごく高いですよね。でも売買物件なら、同じ広さでも支払い額はぐっと下がることが多いし、カスタマイズもできます。
若いうちは都心で小さいマンションを買って、子どもが生まれて手狭になったら郊外の広いマンションに買い換えればいいんです。諸費用は賃貸に比べて少しかかるとは思いますけど、決して無理な話ではないんですよ。
若菜さん:月々同じ支払いであれば、売買物件のほうが広い部屋や状態のいいマンションに住めることが多いですからね。購入を迷っているとその分ローンの支払いが遅れるし、賃貸にあてているお金がローンの支払いに回せると考えたら、あとはタイミング次第。
それに、少しくらい値下がりしてもいいんじゃないでしょうか。売る時に変に儲けようとしないで、賃貸と比較して同程度の支払額でもっと素敵な暮らしができたと思えばいいので。
伊勢谷さん:日本で新築マンションを購入すると、一般的に最初の20年程で市場価格が大きく下がると言われています。ということは、中古物件は購入後の値段の振り幅が少ないんです。
──不動産の選び方は、今後変わっていくと思いますか?
伊勢谷さん:家を探す行為自体が変わってきていますし、私たちが変わらせたいとも思っています。実は今も、いろいろと企てていることがあって。情報を見るだけではなくて、自分からアクションを起こして家探しができる仕掛けを作りたいと考えています。
遊び心を持って暮らして欲しいcowcamoチームによる、オススメ物件
──では最後に、そんなこだわりのcowcamo物件から、現在掲載されているオススメ物件をいくつか教えてください。
伊勢谷さん:そうですね。「痺れる3層ペントハウス」は、やばい! って興奮しました。売り主さま自身が内装設計をされる方で、購入時は変わった物件を探していたそうです。それで見つけたのがこの三層メゾネットのマンション。細かく区切られていた部屋をぶち抜いて、ひとつながりの空間にまとめてあります。内装にもこだわりが詰まっていて、1点もの感が強い物件ですね。
若菜さん:そもそも三層メゾネットが珍しいですからね。吹き抜けによって、全体がひとつの空間として緩くつながっているのも素晴らしいです。
平野さん:「先駆けタウンのぽか部屋」は、有名ヴィンテージマンションです。斜面をゆるく登っていくと門扉があって、長ーいアプローチがあるんですよ。平置きの駐車場と並木道があって、中に入ると螺旋階段があって、お城みたい。
内装は間取りの変更プランがオプションで付いていて、住む人がカスタマイズできる仕様付きです。
伊勢谷さん:「扉を開けて没入せよ」は、吉祥寺の駅から少し歩くんですけど、休みの日はいろいろなところに遊びに行けるし、自転車に乗る人だったら近くにサイクリングロードもあります。4LDKのファミリー向けで、かなりディープな内装です。
マンションの管理もすごくよくて、最初に訪れたら「ご自由にどうぞ」と共用部に野菜が置いてありました。コミュニティがしっかりしているんですよね。