一生に一度の大きな買い物である「家」。
家を作るなら、好きなものでとことんいっぱいの空間にしたいですよね。
今回は、リノベーションを手掛ける会社「nuリノベーション」で家をつくった、W夫妻の趣味が詰まったリノベ物件を紹介します。
東京都品川区の大森駅から徒歩10分圏内の場所に暮らすW夫妻。
それまで社宅に住んでいた2人ですが、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時に予想される土地の値上がりを見越して、早めの購入を決意されたそうです。
物件を探すうえで「築古の中古マンションを購入してリノベ」「築浅の中古マンションを購入」「新築戸建てを購入」と、3つの選択肢を考えていた2人。
予算や立地を考慮した結果、中古マンションのリノベーションに踏み切りました。
W夫妻が譲れなかった条件は、最寄駅から徒歩圏内であること。
そして、将来家族が増えたときのために、子育て支援が充実していること。
この条件を求めた結果、品川区大森駅から徒歩10分圏内、築34年、60㎡、2LDKの物件を選びました。
800~1,000万円の予算で、本と料理が趣味のW夫妻から生まれたコンセプトが「本屋と食堂」。
全体はなるべくシンプルにして、部屋を囲むベニヤの収納棚や、大きなステンレスの調理台などが、レトロな風合いをつくっています。
壁二面に渡る造作本棚は、床から天井までたっぷり収納でき、まるで本屋さんのようです。
キッチンはシンク台とコンロ台がそれぞれ独立し、回遊性のあるつくり。
コンロ台越しにおしゃべりしながら料理ができます。それまで料理をしなかったご主人も「男の料理」にチャレンジし始めたのだとか。
リノベーション後、2人のライフスタイルはかなり変わったそう。
買うものが変わりましたね。物を買う時はそのアイテムが家に合うかどうかをすごく考えるようになりました。先日買ったおろし金なんか5時間かけて悩みました!これからは良い物を長く大切に使う暮らしへシフトしていきたいんです。
2人でコーヒーを淹れて、お気に入りのクッションに座りながらゆったりと本を読んで寛いでいる時が、なにより幸せを感じるというW夫妻。
「皆からすると本当になんでもない時間なのかもしれないけど」とご主人は言いますが、好きなものばかりに囲まれて、心の底から幸せを感じられる家なんて、羨ましい限りですね。