麻布十番駅から徒歩数分。『「都心、駅近、趣味のための防音室がほしい」リノベストーリー(港区・麻布十番)』でご紹介した、都内マンションのリノベ物件。趣味を楽しむ土居さん夫妻の、こだわりアイテムって?
職業:Webデザイナー(土居さん)
場所:東京都港区麻布十番
面積:1DK 47㎡
家賃:非公開(分譲)
築年数:築45年程度
お気に入りの場所
2つの防音室
リノベーションしようと思った1番の理由だという防音室は、家の中心にある。土居さん夫妻の趣味は音楽の演奏とレコーディング。この家に引っ越して以来、思い切り趣味が楽しめているそう。
「特に誰かに発表するわけではないんですけど、互いに音楽を作って、互いの演奏を聴き合って『楽しいねー』って話しています(笑)」
広いテラス
内見で一目惚れした広いテラスでは、多肉植物を育てている。最近、PACIFIC FURNITURE SERVICEが運営する「PFS PARTS Center」でスツールも買い、より充実した空間にしていく予定。
アンティークショップで見つけたダイニングテーブル
目黒のアンティークショップで購入した、ガラスのダイニングテーブル。壁の色が反射して、ブルーがかって見える。家の裏テーマである「宇宙船」ぽさを、いい感じに演出しているアイテム。
この部屋に決めた理由
駅や職場に近く、普通の賃貸情報サイトでは出てこなかったこの部屋と、偶然に出会ったという土居さん夫妻。
購入までの詳しいエピソードは都心、駅近、2部屋の防音室(港区・麻布十番)【リノベストーリー】にて。
残念なところ
お風呂場の湿気
お風呂場に湿気がたまるのが、少し気になるところ。脱衣所に、コンパクトな無印良品の「サーキュレーター」を置き、空気を循環させている。
お気に入りのアイテム
ソーダメーカー
お酒を飲むたびにペットボトルの炭酸水を買うのは大変……ということで、導入した「sodastream」のソーダメーカー。水を入れてスイッチを押すだけで、手軽に炭酸水ができて、かなりオススメとのこと。
コーヒーの焙煎機
「以前、豆を焙煎して淹れたコーヒーを飲ませてもらったら、そのおいしさに感動したんです。それで、自分でも一揃い買ってしまいました」
ごはんを炊く土鍋
ごはんを、長谷製陶の「かまどさん」の土鍋で炊くようにしたら、驚くほどおいしかったそう。
「これまでのごはんとまったく違って、感動しました。それからずっとこれで炊いてますね。オススメですよ」
食器
お店で一目惚れして以来集めている、パリで活動するTsé&Tsé associées(ツェツェ・アソシエ)の食器。「のどカラカラのグラス」「お腹ペコペコのボウル」など、名前もかわいい。
ルームフレグランス
玄関を開けた瞬間に香るのは、ブエノスアイレス発、植物を積極的に用いる「FUEGUIA 1833(フエギア1833)」のルームフレグランス。グランドハイアットホテルで購入したものだそう。
暮らしのアイデア
生活の動線を考えて間取りを決定する
「洗面所が玄関にあってもいいんじゃない? と、妻が提案してくれたんです。『無駄な廊下』がなくて、とても使いやすいですね」
雑誌などを参考に決めた間取りは、玄関を上がってすぐに洗面所がある。まず手を洗い、アクセサリーを外し、収納でありデスクもある廊下で衣服を着替え、キッチン・ダイニングへ着く。家の中央にある2つの防音室に隔てられて、ベッドルームがあるという、無駄のない空間構成。
細々したものは、収納ケースを統一する
廊下やキッチン下の収納は、無印良品の「ポリプロピレンメイクボックス」や「ポリプロピレンファイルボックス」で統一することで、スッキリ見せる。半透明で、中に何が入っているかうっすら見えるところもポイント。
Wi-Fiのルーターを本棚上部に設置する
「Wi-Fiのルーターってどこに設置しても、インテリアとしてちょっと煩わしいですよね。それで、普段は見えない本棚の一番上に設置する設計にしてもらいました」
これからの暮らし
「駅や職場、遊びに行く場所に近い立地で、かつ趣味を満喫できるこの家での暮らしに、とても満足しています。今のところ、この家を手放すつもりはないですね。」
Photograghed by Michito Goto