まるで月面に着陸しているアポロ11号のような……テント?
「家を建てる」といったらそりゃ人生の大きな目標みたいなところがありますけど、まさか空から降らせるとは……。
いったい何が起きてるんでしょう?
この宙を舞うテントは「LOFTY」。
ポルトガル・ファーロ県の基礎自治体アルブフェイラを拠点に活動しているデザイナー、カルロス・フランコさんが主宰する「スタジオミューダ」が発表したものです。
「LOFTY」は救援活動が困難な地域や住宅建築が難しい不整地で、簡単、かつ柔軟に展開可能なシェルターなのです。
基本構造は、竹でできた4本のポールとナイロンメッシュ。
上空から落とすことで空中展開し、着地後も手軽に運んでイージーに組み立てられます。
重りになるのは、食料などの供給物。なんて合理的なんでしょう。
例えばこんなにデコボコした山麓や……、
いまニュースを賑わしている難民の住宅問題……、
沼地だってへっちゃらです。
熊本地震の際には、テントが大活躍したというニュースも記憶に新しいところ。
災害時にはもちろんですが、アウトドアのフィールドでも活躍しそうです。
いざという時のために役立ちそうな、一風変わった”住空間”の紹介でした。