渋谷から東急東横線で8分、学芸大学駅からのんびり歩いて10分ほど。アパレル関係の仕事に従事する本宮さんのお宅があるのは、静かな住宅地。
建物の住戸数が少なく、各部屋のスペースが大きく取られているのか、余裕を感じる高い天井が特徴。まるで古着屋さんのようなロフトは、大量の洋服を抱えるファッショニスタ必見のアイデアが満載です。
職業:アパレルPR、営業、デザイナー
場所:東京都・学芸大学
面積:1K+ロフト 30平米
家賃:非公開
築年数:7年 マンション
お気に入りの場所
すべてはテレビの前で
テレビ前のテーブルが、家の中心であり、すべての基本となる場所。自宅で仕事をこなす際、PCでの作業はここで行っている。
この部屋に決めた理由
家探しで妥協はしたくなかったため、この部屋に落ち着くまでに10件以上の内見をしたそう。
「部屋の条件は、築浅で、2階以上で、日当たりがいいこと。理想がカッチリ決まっていたので、まあ希望に合わないだろうな……という気持ちで、内見に行っていました。ここも最初は1階を内見したんですけど、2階以上がいいと伝えたら、ちょうどこの部屋がクリーニング中だったんです。なによりも、高い天井が決め手になりましたね」
残念なところ
「ほぼ満足しているのですが……強いていえば、ロフトの天窓が開けばもっとよかったですね。でも、天窓自体が珍しいし、窓が多くて部屋が明るいので、あまり残念なところはないです」
お気に入りのアイテム
2WAYで使える、カラフルなチェア
ファッションブランド「MARNI」のチェアは、リクライニング式のため、テレビを観たりといったリラックスモードと仕事モード、どちらにも対応する。部屋のアクセントになる色合いもかわいい。
アメリカンカルチャーを感じるモノたち
アメリカンなモノに惹かれる本宮さん。部屋のそこかしこにある「ペンドルトン」のブランケットや「ファイヤーキング」のマグカップ、天井のサーキュレーターも、ちょっとレトロなアメリカの香りがする。
収集しているローテク・スニーカー
スニーカー好きで、特にローテクなアイテムを集めているという。アメリカンカルチャーが好きなので、当然USものをセレクト。スリッポンは、珍しい柄があればメイド・イン・チャイナでも買うようにしているそう。
枕元のDVDプレーヤー
洋服の収納と寝室を兼ねたロフト部分の枕元には、本やDVDが大量に積まれている。DVDプレーヤーで映画を流し、つけっぱなしで寝ることもあるとか。
暮らしのアイデア
古着屋のようなロフト
部屋に入ってまず目に飛び込んでくるのは、ロフトに積まれた大量の洋服。まるで古着屋のような収納には、隠れたこだわりがある。
「これらは2軍の洋服なんですけど、気分によって、急に1軍に上がることもあるんです。なので無理に隠すより、『あっ、こういうのあったな』と気が付けるこの収納方法が気に入っています。欲を言えば、ウォークインクローゼットがあればいいんでしょうけど。でも、ロフトなので来客があっても気にならないですし、案外入れ替えたりもしやすいので、カビに悩まされることもないですね」
身だしなみは玄関先で整える
家に帰ってきたら、財布もアクセサリーもすべてここに置くと、動線がスムーズ。
飾られている似顔絵は、友だちのお子さんが描いてくれたもの。
これからの暮らし
「グリーンがないので、これからもっと増やしていきたいですね。どうしても部屋が殺風景になっちゃうので、なにか飾りたいんですが……なかなか自分で選べないのが悩みです。前職の同僚がグリーン関係の仕事を始めたのと、周りでも好きな人が多いので、いろいろ聞いてみたいと思っています」
番外編:充実の朝食タイムを作るアイテム
個体差が愛おしいスキレット
最近は、朝食を作ることが趣味。そのきっかけは、キャンプに行った際、先輩がスキレットで焼いてくれたパンのおいしさに感動したこと。その帰り道で「ロッジ」のスキレットを購入したのだそう。
「鉄なのでちょっとムラがあるんですけど、個体差がある感じや、良し悪しが出てくるところが、なんだか洋服に通じるものを感じますね。古着が好きなのと一緒です。鍋を育てるっていいますけど、そこに魅力を感じています」
IKEAのカッティングボードをお皿として
「朝ごはんをこのカッティングボードに乗せたらおいしく見えるかなと思って買いました。最近はこれに似合うような、ウッドの食器を集めるようにしています」
エアロプレスで淹れる、こだわりのコーヒー
エアロプレスで淹れる本格派のコーヒーは、朝食を彩るだけでなく、月に1度開催しているイベントで出すこともあるという。
「毎日淹れていたら日課になって、どこでもできるようになりましたね。原宿のセレクトショップ『carol』で、ヨガやサンドイッチ、コーヒーのイベントを開催しているのですが、そこでもふるまっています」