イマドキ男子のリアルな部屋を紹介している連載企画「みんなの部屋」。
vol.25で登場していただいた藤井さんは、無印良品でインテリアアドバイザーとして働くだけあって、思わずマネしたくなるような収納術をたくさん実践していました。
今回は「みんなの部屋」の番外編として、藤井さんのお宅で見つけた「スッキリ暮らす収納術」を5つピックアップしてご紹介します。
1:洋服の収納方法
2人暮らしをしている藤井さん。部屋のあちこちに洋服が散乱しないように、2人が着る服はすべてこのシェルフに収納しています。
シーズンごとにちゃんと衣替えするようにして、使わない服は押入の奥にしまっています。収納が足りなくなると靴の段を減らすぐらいの調整はしますが、基本はここだけで収まるように厳選した服だけを置いています。
2人とも背丈や体型が似ていることもあり、洋服だけでなく靴を共有することもあるとか。でも、それだとどちらの服か分からなくなったりしないのでしょうか?
左のシェルフは、段によって彼女の服と僕の服を分けています。ワードローブ部分も同じ服が並んでるように見えますが、左側が僕の服で、右側が彼女の服になります。
ハンガーを2種類使っていて、中央の木製ハンガーの左側が彼女のスペースになります。ハンガーで分けていれば、お互いの服が似ていても間違えないし、収納時も楽ですよ。
厚手のものは木製のハンガーにかけ、薄手のものはアルミのハンガーを使用する。こうした細かいルールを守ることが、収納をスッキリ見せるコツなんだそうです。
2:ダイニングテーブルの下に「キャスター付きキャビネット」
藤井さんのお宅では、ダイニングまわりで使う細々とした生活用品を「キャスター付きのパルプボードボックス」に収納していました。
僕も知らなかったんですが、このボックスの高さが無印良品のダイニングテーブルの下にぴったり収まるサイズなんです。それを意図して作られたわけではないのですが、キャスター付きなので使い勝手もすごくいいです。
文房具や生活用品など、テーブルの上に置いてしまいがちなものはすべてキャビネットの中。置き場所に困るティッシュの隠し場所にもピッタリです。
3:オリジナルフォントで「ラベリング」
藤井さんのお宅でたくさん使われているのが、フェローズの「バンカーズボックス」。使用する箱を統一することで、部屋全体をスッキリ見せています。
ポイントはラベリングですね。中に何が入っているのか一目でわかるようにしています。黒のマスキングテープを貼って、その上から白のポスカで書いています。書体を統一することで、スッキリ見えますね。
ラベリングは箱だけでなく、洗面所においてある「詰め替え容器」にも。
こちらは水回りということで、文字を書いた後にマニキュアのトップコートを塗って防水加工を施しています。水回りの生活感を消したい人は、詰め替え容器+ラベリングがおすすめ。
4:散乱しやすい郵便物は保管場所を決める
置き場所に意外と困るのが郵便物。支払いが必要な請求書などは、ついついテーブルの上に散乱してしまいがち。
家に届いた郵便物や請求書は、「今だけ」の場所として無印良品のステンレスワイヤーバスケットで保管します。あとは、時間ができたタイミングでこのカゴの中を整理する。シンプルですが、これだけでも郵便物が散乱することを防げます。
すぐに処理するのが面倒な郵便物を、カゴの中で「一時保管する」というアイデア。これなら、今日からでも実践できますね。
5:タオルの用途分けに「刺繍」を利用する
左側に積みあがった白タオルに注目。ちょっと見えにくいですが、すべてのタオルに用途別の「刺繍」が入っているんです。
タオルは白に統一したかったのですが、そうすると猫用のタオルと人用のタオルの区別ができなくなってしまいます。無印良品では布製品に刺繍を入れられるサービスがあるのですが、猫用タオルには「猫」の刺繍など、同じ白タオルでも用途を区別できるようにしています。
シンプルなスタイルを実践しながらも、使い勝手まで考慮した収納アイデア。タオルに刺繍まで施すとは、さすが無印良品のインテリアドバイザーです。
ルーミーの連載企画「みんなの部屋」では、藤井さんのお宅をさらに詳しく紹介しています。
気になる方はあわせてチェックしてみてください。
Photograghed by Daisuke Ishizaka