マンション物件を選ぶ際に気にするポイントの1つって、陽当たりじゃないでしょうか。
南からの明るい光が差し込むとしても、部屋を仕切る壁によって、家の内部に十分な光が届かない……というのも、珍しくありませんよね。
リノベーション事業を手がけるリビタの「お宅拝見」シリーズから紹介するのは、そんな「あるある」な悩みを、思い切ったリノベで解決した、東京都中央区の「I邸」。
ご夫婦と赤ちゃん1人で暮らすI邸は、築17年、専有面積51.51㎡の2LDK。
ご夫婦ともにインテリアが好きで、共通の好みだったニューヨークのACE HOTELのインテリアを参考にしたと言います。
リノベ前は、「南向きで明るい」というアドバンテージがありながら、部屋が仕切られていて、リビングやキッチンが暗かったそうです。
将来的には、子どもの個室のために、部屋を仕切れるようにしたい。でも、壁を多くすればどうしたって室内は暗くなります。
そこで採用したのが……「ガラス」。向こう側が見えないチェッカーガラスを用いて、光がすり抜けるドアや壁を実現したのです。
これなら、南側の採光が、北側の玄関側にまで届くんです。
光が透けるチェッカーガラスは、白い壁に溶け込んで、部屋全体をさらに自然な明るさにしてくれています。
キッチンをオープンにし、リビングダイニングは最大限の広さを取り、個室はコンパクトに収め、ガラスの建具の透け感で空間の広がりや開放感を生み出しています。
設計を手掛けたのはATELIER71の倉田さん。昔、学校校舎でよく見かけたような、レトロな雰囲気のチェッカーガラスを使った大胆な発想です。
インテリアのこだわりや、家を広く見せる床材のテクニックもたくさん詰まっているんです。
中央区という都心にある物件ですが、子育てに適した環境とおっしゃっています。充実した休日を過ごされているそうですよ。
ガラスと引き戸の組み合わせで、光を採り入れつつも、広く、かつ暮らしにちょうどよく使える工夫がポイントなんですね。
リビタのWebサイトには、他にもさまざまなリノベ物件が紹介されていますよ。