SHARE

旗竿地(はたざおち)」という言葉を知っていますか?

旗竿地とは、道路からのびる細長い通路の奥に大きな敷地が広がっている土地のこと。その形が「竿のついた旗」に似ていることから、このように呼ばれています。

住居用としても使い方が難しい旗竿地。しかも、施主の希望が「家の1階にクッキー屋さんをつくりたい」なんてことになれば、建築家のチャレンジ精神が燃えないわけがありません。

都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_7

そんな挑戦状を受け取った「設計事務所フラットハウス」の出した答え、それが東京都世田谷区に建つ「ツボミハウス」です。

都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_6

建築面積26.19㎡という狭小住宅ながらも、5畳ほどの小空間を数珠状に半階ずつずらすことで、アイデアたっぷりの住居兼クッキー屋さんを完成させました。

都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_1
都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_2
都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_3

小さなスペースが、“ひだ”のように折れ曲がりながら繋がっていく内部。「ツボミハウス」という名前の由来は、上部に向かって尖っていく外観にちなんで付けられました。

高度斜線で切られてしまう屋根は思い切ってトップライトにすることで、取り込んだ光が半階ずれた床に乱反射しながら、最下階まで届くようになっています。

都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_4

内壁には「ラーチ合板」をヘリンボーン風に貼り付けることで、素材が持つ奥深さをうまく引き出しています。

都心の旗竿地の狭小住宅は狭くても快適で広い工夫がつまった住居兼クッキー屋さん_5

室内の間仕切りは、1階部分の店舗と居住空間を分けるふすまのようなものだけ。狭いからこそ、思い切ったプランを採用することで快適な生活空間を確保しています。

ちなみに、ただの通路になってしまいがちな旗竿地の「竿」部分ですが、いまでは定期的にマルシェを開催したりと、地域の人とのコミュニケーションスペースにもなっているとか。

まさに、都会のかしこい家!

ツボミハウス [homify]

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense