伝統技術と最新テクノロジーって、逆を行く言葉な気がします。
でも、職人でありデザイナーのJasper Overgaard(ジャスパー・オーバーガード)さんと、Christian Dyrman(クリスチャン・ディルマン)さんによるデンマークのブランド「オーバーガード&ディルマン」は、その相反する概念を見事に融合させているのです。
彼らが生み出すインテリア家具は、細部に伝統技術が生きています。
例えば写真の「Wire Dining Chair」は、座椅子部分のレザーに伝統的な「なめし方法」を使っています。
見事に張り巡らされた背もたれのワイヤー部分の開発・製作も自社で行うなど、細部までこわだるクラフトマンシップと、複雑なデザインを可能にする最新テクノロジーを融合したイスというわけです。
「オーバーガード&ディルマン」は、伝統技術を継承していくには、最新テクノロジーとうまく組み合わせていくのが最良の方法と考えています。
なぜなら、新しい技術と組み合わせることで、伝統技術を「今」のものにすることができるからです。
伝統技術と最新テクノロジーが融合することで、古さを感じさせない新しいデザインを生み出すことができるんですね。
「Wire Dining Chair」は、ロゴバ東京店にて取り扱いが始まりました。他の商品も随時日本でも販売されていく予定。「オーバーガード&ディルマン」が生み出す新しいデザインから今後も目が離せません。
ちなみにロゴバ東京店では、明日6/4よりデンマーク家具主要メーカーすべての取り扱いを記念して「北欧家具100年のセンスと精緻な技巧」をテーマとした展示会が開催されるみたいです。
開催初日には、フリッツ・ハンセン社の著名な張り職人ハンス氏による「EGG 張り込み実演イベント」も開催されます。ご興味のある方、展示会の詳細は以下の通りです。
・開催期間:2016年6月4日~8月31日
・開催場所:東京都千代田区平河町1-3-14 安井平河町ビル1F
・キャンペーンサイトURL:www.homeaway.jp/eiffel-tower/terms
取り扱い店:ロゴバ東京店