東京メトロ日比谷線・入谷駅徒歩2分という好立地にある築40年近い古いマンション。
自らをソーシャルデザイナーと銘打ち、ウェブやイベントのディレクションやライティングなどを行っているマコさんが住むのがこちら。
かなり年季の入ったマンションに住む理由はずばりそのロケーションだそう。
なんででしょう?
職業:Office Mako(クリエイティブ・個人事務所) アパレル勤務
場所:東京・台東区入谷
面積:2LDK 43.04平米
家賃:非公開
築年数:1980年築 SRCマンション
お気に入りの場所
ダイニングキッチン
アットホームで気取っていないというダイニングキッチンがお気に入り。
天井には気に入った布を張り若干暗めなライティングに。つい最近シェアを始めたという、上京したばかりでアクセサリー職人の同居人と駄弁ったり、友達が来たときには鍋をしたりする、しっぽりなスペース。
廊下
こちらのお住まい、実は間取りがかなり複雑。
玄関を入ってすぐの廊下部分は廊下ととらえずに、収納スペースのように活用中。2mの本棚を置き、影響を受けた雑誌や本、CDにレコードをセットしています。
また今までの形ある思い出や、大好きなイングランド・プレミアリーグのリバプールFC本拠地であるアンフィールドの模型と写真もディスプレイ。
ベランダからの眺め
お住まいの一番のお気に入りというのがシェア相手が住む東側ベランダからの風景。
「四季折々、祝日やイベントごとに彩られるスカイツリーがながめられること。現在は同居人の独占状態ですが(笑)」と語るマコさん。
この部屋に決めた理由
珍しい間取りをしてはいますが、ダイニングキッチンが真ん中に、そして各部屋がセパレートされていることがこの部屋を選んだ決め手だそう。
ストッパーでドアを留めているので、シェア時にプライベートが守られるとのこと。
余談ですが、こちらはダイニングキッチンよりお風呂場方向の眺め。よりプライベート性を持たせるよう、カーテンで間仕切りをするという同居人への気遣い。セパレート好き?
また、先ほどの東側から見えるスカイツリーに加え、マコさんのプライベートルームから見える下町エリアの情緒ある景色、ふた部屋とも目の前に大きな建物が建っていないのも気に入った点だそう。
さらに駅近という立地。電車から降りて部屋まで2分。他路線も徒歩圏内と交通の便が良いところ。
また、近所で挨拶を交し合える下町特有の温かさも、この部屋に決めた理由のひとつなのだとか。
残念なところ
建物が古くトイレの中にコンセントがないため、工事をしないとウォシュレットが設置できないことと、西側の部屋(同居人の部屋)に収納がないこと。
お気に入りのアイテム
PCモニター
そんなマコさんの趣味について質問をすると、「趣味は仕事でしょうか……」とのこと。
なるほど、お気に入りアイテムのチョイスにも納得です。
アクセサリー
一方、オトコくさい殺風景な部屋をひときわ明るくしていたのが、同居人のアクセサリー類。
彼女いわく「アクセサリーを制作しているので、アクセサリー制作セットがお気に入り」とのこと。
暮らしのこだわり
男の部屋というと乱雑なイメージがあるが、すっきりとまとめられた室内がとても印象的。
「特にこだわりはありませんが、自宅兼オフィスでもあるので、2日に一度は掃除機をかけて綺麗に保つようにしています。あと私がメインで過ごすデスクまわりのスペースは、毎日水拭きしてますね」とマコさん。
また、コーディネートというわけではないが、「あたりさわりのない・シンプル・アットホーム」というテーマで、家具選びやレイアウトをしているそう。
収納が少ないのも悩みの1つだそうですが、キッチン下など、少ない収納スペースでも同じように、箱や籠で分類して収納するなど、工夫してやりくりしているようです。
これからの暮らし
「駅近で、土地が好きで選んだ部屋ということと、今年の秋にマンションの大規模修繕があるので、このままここに住み続けたいですね」というマコさん。
そして引っ越してきたばかりで家具をそろえたいという同居人さん。
これまで以上に快適なお住まいの未来が見えてきました。
vol.1 「朝ごはんが楽しくなるアイテムたち」(代々木)
vol.2 「まるでホテルのような明るさと清潔感」(目黒)
vol.3 「白い空間にアートを取り入れる」(府中市)
vol.4 「DIYと模様替えで変化を楽しむ」(三鷹市)
vol.5 「らせん階段と思い出に囲まれたふたり暮らし」(代々木上原)
vol.6「理想はとにかくシンプルな空間」みんなの部屋(桜新町)
vol.7「ワンルームでファッションアイテムを見せる収納」(祐天寺)
vol.8「ソーシャルアパートメントには恋の予感があるらしい」(宮前平)