京都に創館された、Editorial Haus「MAGASINN(マガザン)」が気になります。
「MAGASINN」は、「触って、使って、泊まって、買える。 五感をフルに使ってカルチャーを体験できる空間」として、京都市二条城の京町家一棟を改装し、宿泊は一日限定一棟貸切という、一風変わった、“一応”ホステルなんです。
“一応”って?
料金はお一人さま一泊12,000円から(一人追加毎に+3,000円。6名まで宿泊可)で……
サービスとして、MAGASINN限定「チタチタ喫茶モーニング」、一日1,000円で「tokyobikeレンタサイクル」……
「バルミューダトースター」や「マガザンオリジナルルームフレグランス」が用意されていて、まさに快適なホステル。“一応”じゃないのでは?
実はこちらの「MAGASINN」、宿泊できる雑誌、編集できるホテルという「空間メディア」をコンセプトにした施設。
つまり、「空間型の雑誌」なんだそうで、クラウドファンディングで達成された興味深いプロジェクトです。
「さまざまなカルチャーを体験できる場所にするために、雑誌のようにシーズン毎に特集をアップデートして、空間に反映させていきます。」
ちなみに、創刊特集は「本を体験する」。
1階の展示スペースは、宿泊者以外でも入れるギャラリーになっています。
宿泊者用の宿泊スペースは2階。
ちなみに「MAGASINN」初公開時には、同じくクラウドファンディングで事業を開始した、“日本が誇る最高級のテキスタイルを世界へ”をコンセプトにしたメンズファッションブランド「TH_READ(スレッド)」の展示販売会もコラボで行われました。
雑誌でいうと第一特集に本の特集、第二特集にファッショングラビアといったところでしょうか。なんだか、あったようでなかった試み。
Editorial Haus 「MAGASINN」は、泊まることができるハードとしてのハコでありつつ、ソフトとしての雑誌でもあるので、次も特集があります。どんなおもしろい“ページ”をめくることができるのか、楽しみですね。京都で一度訪れてみたい場所が、また増えてしまいました。