東京都・代々木上原のメゾネットに住む手島さん夫妻。1階から3階の吹き抜けにらせん階段がある手島邸は、1階が玄関とお風呂、2階がキッチンとリビング、3階がベッドルームという構造。ディスプレイする収納で、ふたりの思い出のアイテムに囲まれた部屋は、なんとも居心地のいい空間です。
職業:ともに会社員
場所:東京都・代々木上原
面積:1LDK 50平米
家賃:17万円
築年数:約20年 メゾネット・マンション
お気に入りの場所
赤い壁
湖太郎さんがこの部屋に決めたポイントでもあるという「赤い壁」。ここに本棚やDJ機材などを設置し、趣味のスペースに。
らせん階段と大きな窓
手島家の最大の特徴は、1階から3階までの吹き抜けに通る「らせん階段」。天井が高く見えて、開放感にあふれています。2階は大きな窓に面しているので、自然光がリビングにたっぷり入ります。
昼間に日が差し込むお風呂
特にマンションでは、窓がないお風呂が一般的なので、これは高ポイント。「日中にお風呂に入るのがとても気持ちいいです」と、絵馬さんのお気に入りのスポットです。
この部屋に決めた理由
「住みやすい街であること、そして実家に近いということもあり、代々木上原で物件を探していました」という湖太郎さん。
決め手はお気に入りの場所として紹介してくれた「赤い壁」と「らせん階段」だったと言いますが、もうひとつ意外なポイントが「有線」でした。
「大家さんの粋な計らいで、有線がついていたのも良かったです。日曜の朝にホテルのロビーで流れているような音楽を聴いたり、スーパーで流れるような音楽をBGMにしたりと、楽しめました」
残念なところ
「吹き抜けの階段で開放感はあるんですけど、どうしても冬は寒くて夏は暑くなってしまうんですよね。湿気もすごくて、サーキュレーターを手放せません」
お気に入りのアイテム
DIYしたベンチ
結婚したとき、絵馬さんへのサプライズとして湖太郎さんが自作したというベンチ。
「ウェディングプランナーのお父さんが大工さんだったので、手伝ってもらい完成させました。まずシンプルな木のベンチを作ってから、座面に木材やタイルを貼り付けて装飾しました」
チョークアート
こちらも結婚式の思い出アイテムで、Paint & Supply が手がけたもの。部屋を彩るアートとしてもばっちり。
無水鍋
料理好きの絵馬さんがオススメしてくれたのは、「無水鍋」。いかに素材の旨味と栄養を生かしたスピーディーな料理をつくるか、を追及して作られたという。「うちには炊飯器がないので、これでお米も炊いています」
収納のコツ
S字フック
「見かけるたびに買うんです」と教えてくれたのがS字フック。キッチンやリビングを中心に家中で活用されていました。「この家は収納がほぼないので、なんでも引っ掛けてモノをまとめちゃいます」
「デニムなどのパンツ類もシャツと並べて引っ掛けています」 湖太郎さんがアパレルショップで発見した洋服の収納法です。
収納ケース
卵ケースのような材質の、モールデッドパルプボックス。かさばるキッチングッズは、この中にまとめています。ボックス自体が軽くて丈夫なので使いやすい。
冷蔵庫アート
ついつい集めてしまうという個性豊かなマグネットたち。アートやふたりの似顔絵、書類などがくっついています。アンディ・ウォーホルも発見。
これからの暮らし
次の部屋も代々木上原で探したいという手島さん夫妻。
「モノが増えて手狭になってきたし、将来的に子どもが生まれることを考えると、そろそろ引っ越したいと思っています。湿度や温度調整のしやすさなど、設備が整った物件がいいと思っていますが、古いところをリノベするのもいいな、と考えています」
vol.1 「朝ごはんが楽しくなるアイテムたち」みんなの部屋(代々木)
vol.2 「まるでホテルのような明るさと清潔感」みんなの部屋(目黒)
vol.3 「白い空間にアートを取り入れる」みんなの部屋(府中市)
vol.4 「DIYと模様替えで変化を楽しむ」みんなの部屋(三鷹市)