日常、私たちはさまざまなバランスをとりながら生活をしています。仕事のオンとオフ、便利さ、デザインの良さ、心地よさ……。
デンマーク人建築家のStine Gamさん、イタリア人建築家のEnrico Fratesiさんによるデザインデュオ「GamFratesi(ガムフラテージ)」によるプロダクトは、絶妙なバランスで、都心でも快適に暮らせそうなものばかりです。
空間の「Balance」をとる、仕切りになるモビール
羽根のような形の布が、色を重ねながら微妙なバランスを保って揺らめくモビール、その名も「Balance」。
「ガムフラテージ」のプロダクトは、融合と調和がテーマ。デンマークとイタリアのデザインを融合させて、コペンハーゲンを拠点に活動する2人のスタイルとも似ているように感じます。
1人きりでこもれる、かまくら机
「Rewrite」は、1人で集中したい時に最適な机です。コンピュータの配線がすべて後ろに回せて、机の上がすっきりコンパクトになるのもニクいところ。
これならリライトもはかどりそうです。
テーブル+ソファで、オンオフ2wayに使えるカウチ
「fraga」は、固いテーブルとやわらかいソファが一体化したカウチ。
ソファに座ってリラックスしたい時と、集中して作業したい時の、使い分けを楽しめるユニークな家具です。
壁を彩り、使う時だけ開く壁掛け机
ナポレオン時代の航海机からインスパイアされたという壁掛け机「Nubo」も、普段は壁を彩るインテリアが必要なときにさっとデスクになるという、日本の住宅事情にもマッチした高機能家具ではないでしょうか。
スルスル移動可能なサイドテーブル
丸と三角と四角で構成された「Chariot」は、ハンドルを少し持ち上げると丸いホイールでするする移動できてしまう、とても便利なサイドテーブル。
「ガムフラテージ」のデザインは、一見実験的でありながら、とても機能的なんです。
ちいさな家だからこそ、便利そうなものばかりですね。
どこか温かみがあって、使う人にきちんと寄り添う。そんな素敵な「ガムフラテージ」のプロダクトは、日本でもCIBONEなど一部のショップで取り扱いがあるそうです。