『「ぶっちゃけ、団地リノベってどうですか?」リノベストーリー vol.3 (三鷹市)』でご紹介した、ひとつのレイアウトに縛られないで、自由な発想で家を楽しむ松井さん邸。
参考にしたい住空間づくりのポイントやアイデアを、いくつかご紹介します。
職業:会社員
場所:東京都・三鷹市
手作り家具のアイデア
古材を使った家具で有名なピート・ヘイン・イークを参考にして、松井さんが見よう見まねで手作りしたもの。
前面に黒板塗料を塗って、子どもたちが落書きできるようにしています。
壁面にぴったりと収まったオープンラック。テレビもジャストサイズで収まっています。
先ほどのシェルフと同じデザインで、左側には簡易のデスクを配置しています。床に接した木材を少し奥に入れるなど、見た目にもこだわりが感じられます。材料費は5万円程度だったそう。
キッチンの収納もすべて松井さんによる手作り。手に取りやすい距離、配置のオープン収納になっています。
収納のアイデア
キッチンの壁面に棚柱を取り付け、L字金具と棚板でシンプルなオープンシェルフをDIY。
収納ボックスは無印良品のポリプロピレン素材のものを活用し、同じものを並べることでスッキリした印象に。お箸を入れているのは、無印良品のカトラリースタンド、おたまやフライ返しはキッチンツールスタンドで、統一感もばっちりです。
鞄や帽子など、よく使うものは壁面に取り付けたフックが大活躍。イケアの折りたたみ式フックは、使わないときに折りたためて便利とのこと。
キッチンでは、マグネットナイフラック、GRUNDTALで調理器具をかしこく整理。こちらもイケアのアイテム。
オープンラックに入れる収納ケースも、無印良品やイケアのGLESボックスですっきりと。
キッチンのアイデア
「使いやすいように、すべて手が届くところに配置している」と松井さん。限られたスペースを、壁面収納を使って余すことなく活用しています。
誰もが欲しがるバルミューダのトースター。
マグカップは、ご夫婦そろってマリメッコがお気に入り。
家族で愛用している白山陶器の平茶碗。使い勝手がいいだけでなく、かわいい柄が多いのも人気の理由です。
子ども部屋のアイデア
壁を塗ってポップな空間に仕上げた子ども部屋。イケアで購入したシーリングランプ「SMILA SOL」がとってもキュート!
手作りの壁面クローゼット。
同じニトリのハンガーで統一することで、モノが多くてもスッキリと見せています。モットーは子ども自身が「取り出しやすく、片づけやすい」。
子どもたちの最近のお気に入りはピクサーもの。
「ちょっとだけ親の趣味も入ってます」と松井さんがいうように、トイ・ストーリーやモンスターズ・インクのキャラクターがセンス良く並べられています。
ロボットの形をした木製収納は「ロビット」という商品。子ども用の家具ですが、アイデア次第では外しアイテムとして使るかも。
インテリアのアイデア
フローリングの冷たさをなくすため、床には全面にカーペットを。下階に響く音を抑えるためにも、やってよかったとのこと。
ダイニングテーブルは、BoConceptの「Granada エクステンションテーブル」。直径130cmの天板は伸張式で、180cmの楕円型に変更が可能。1本足なので、使い勝手もばっちり。
家族がくつろぐソファは、オーダーソファの専門メーカー「blocco」のもの。クッションのかたさや張地の種類を好きに選ぶことができます。家族の強い希望で、L字型のソファを購入。サイドテーブルとして使っているのは、キャンプの際に愛用している「カステルメルリーノ」のベンチ。
壁掛け時計は、ジョージネルソンの「Ball Clock」。シンプルな白一色のタイプ。部屋のいいアクセントになっています。
おまけ:塗装のアイデア
壁紙の上から直接ペンキを塗るという松井さん。よく使う塗料は「ハピオカラー」。程よい光沢があり、1回塗りでもきれいに仕上がるのが特長です。
中間色などバリエーションも多く、家具を塗るときにもおすすめだそうですよ。
Photograghed by Daisuke Ishizaka