インテリアショップなんかに行くと、ふと、「こんな部屋に住めたらな〜」なんて思うことがよくあります。今回は、それが実現できちゃいそうな話。

インテリアだけでなく、衣食住生活にまつわるすべてのカテゴリーを総合的に提案してくれるライフタイルカンパニー、おなじみの「アクタス」さんです。

……?

確かにアクタスに行って、「ああ、こんな部屋に住んでみたい!」なんて思うことは多々ありますが、アクタスは“インテリアショップ”ですよね?

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はい、アクタスがリノベーションを手がけるそうなんです。

4月15日にオープンしたアクタスのリノベーション・ショールーム「HOW」は、アクタスの家具がぴったり合う部屋に住みたい人の願望を叶える、夢のスペース。テーマは、ずばり「LONG LIFE TOKYO」。

ところでアクタスがリノベ? ……実はそこに、とても大きい社会的な問題がありました。

6,000万戸以上の余剰住宅が⁉︎

東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授の松村秀一さんによると、日本は今、「住宅という“ハコ”を生産供給する産業」から「より望ましい生活を展開する“場”を構成、あるいは提供する産業」へシフトしつつあるといいます。

一体どういうことなんでしょう?

その秘密は住宅の“数”。アメリカは1人当たり0.42戸(2010年)であるのに対して、日本は戦前の建物がほとんど残っていないにも関わらず、0.48戸(2013年)。つまり人に対する住宅の数が、戦後の期間だけでアメリカより多くなったってわけなんです。驚き!

1970年初頭から、およそ40年間、日本では新しい住宅が作られ続けてきました。欧米では一時下降傾向にあったものの、日本の新築ブームは、「人類史上とてもユニークなできごと」だそうなんです。

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統計局ホームページより

連日の空き家報道に見られるように、日本はハコを作りすぎてしまった……その数なんと6,000万戸以上! そこで2010年以降、余った空間をおもしろい形で利用をし始める人が増えたそうです。廃校を……とか、空き家を……なんて記事、見かけるようになったのもこのころかもしれませんね。

松村さんによれば、余剰空間を“うまく”利用するには、7つの要素が大切だと言います。

1:生活する場から発想する
2:空間資源を発見する
3:空間資源の短所を補い長所を伸ばす
4:空間資源を「場」化する
5:人と場を合わせる
6:経済活動の中に埋め込む
7:生活の場として評価する

リノベが余剰空間を活性化する

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例えば、廃校をアートセンターに見事にリノベーションした「3331アート千代田」。

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カスタマイズ賃貸にすることで、一気に空き部屋問題を解消した「メゾン青樹」。

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空き家見学会や、門前町(有力な寺院や神社の周辺にできた町)にあるリノベーション事例を案内する小冊子「古き良き未来地図」などによって、街が活性化した「長野市門前町」。

松村さんは、「まちに暮らしとしごとの未来を埋め込むこと」が大事だと言います。「ハコ」と「利用者」を結ぶ“何か”を考えると、そこに「リノベーション」という言葉が見えてきそうな気がしませんか? 

リノベーション専用ショールーム「HOW」って?

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そういうわけで、ハコにライフスタイルを合わせるのではなく、インテリアに合わせたハコを作ってしまおうというわけなんです。しかも、あのアクタステイストの。

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リノベーション専用ショールーム「HOW」には、アクタスのパブリックイメージである「北欧テイスト」をテーマにした「SCANDINAVIAN WAY」と……

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アクタスのコンセプトショップである「SLOW HOUSE」をイメージした「SLOW STYLE」があります。それぞれのインフィルは、すべてオリジナルを採用というコリっぷりです。

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例えば、壁面に使われている紙のようなテクスチャのタイル。これは、欧米で50以上のデザイン賞を受賞している日本人デザイナー、深澤直人さんの手によるBRIX社の「LINEN」というシリーズ。

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木製サッシや、家具の製造技術を活かして作られた無垢材の扉やキッチン、作り付けの造作など、細かな部分までオリジナルパーツにこだわっています。さすがアクタス!

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なんでもこれから不動産を探すって方には住まい探しからアクタスがお手伝いしてくれるってんですから驚きです。

しかも、不動産とリノベ費用を一括にしたローンも可能だとか……至れり尽くせりの内容なんです。

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ちなみに「HOW」が手がけるリノベーション費用は1㎡あたり17〜20万円くらいとか……これを高いと見るか安いと見るか。なにせアクタスのリノベなんですからね。

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老朽化した部分を新しくすることで元の状態に戻す「リフォーム」。それに対して、単に復元するだけでなく、その人のライフスタイルに合わせて間取りや内装を刷新、“理想の住まい”に蘇らせるのが「リノベーション」です。

つまりリノベって、利用する人の構想力が大事。生き方や暮らし方にビジョンがある人にピッタリだと思いません? 確かにリノベで毎日をホテル暮らしにした方や、自転車好き夫婦のフルリノベの記事を読んでいると、住人の人となりが部屋から垣間見えるような気がしますよね。

模様替えや引っ越しに飽き飽きしたあなた、そろそろリノベーションの時期かもしれませんよ? ルーミーも大注目です。

LONG LIFE TOKYO[アクタス]
平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果の要約[総務省統計局]

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