みなさんは、どのような基準で家具やインテリアを選んでいますか?
「便利!」や「ユニーク!」とか、いろいろあると思いますが、「なんだかホッとする」なんていう観点はいかがでしょうか。
今回は、みているとちょっぴりホッとするMartín Azúaさんの作品をご紹介致します。
バルセロナで活躍するMartín Azúaさんは、デザインプロセスの中にいつも実験的なメソッドを盛り込むことによって、常に新しい観点で「ナチュラルな癒し」デザインを生み出します。
こちらは彼の作品の一つ、「New Manantial」というセラミックポッド。
あたたかみのある色合いが目を引くこの花瓶ですが、実験的なプロセスは、底部分にありました。
そこには穴があいていて、土や植物が吸収し切らなかった水分をぽたぽた垂らせて集め、リユースできちゃう構造なんです。
見た目もそうですが、地球に優しいというのも、ホッとするポイントですよね。
こちらは、その名の通り「自然」に模様をつけてもらおうという試みの「Natural Finish」という花瓶。
せせらぐ小川に浸け置きし、自然の力で苔を生やします。理科の実験みたいで、ワクワクしますね。
そしてそれを乾燥させて、室内用の花瓶にするという独特の発想。
同じ模様は二つと存在しない、まさに地球が生み出すオンリーワン・デザインの柄。
「自然を楽しむ」というのをデザインプロセスに盛り込んでしまうところ、日本人との相性もバッチリな気がします。
さらには、平たい石を置いて口をすぼめさせた「New vases with stone」。
そのままフニャっといってしまいそうな柔らかさを感じさせるデザイン。
このすぼんだ口、駄々をこねている小さな子どもみたいで、なんだか愛おしく感じてしまいます。
見たこともないようなデザインなのに、見た瞬間から心にスッと入ってくるMartín Azúaさんの今後の作品にも注目です。
ホッとしちゃった方は、彼のホームページで他の作品もチェックしてみてください。
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