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突然ですが、みなさん「ルーバー」に注目したことがありますか?

ルーバーは、窓などの開口部に、板をずらーっと等間隔に並べて取り付けたもの。板の向きを変えることで、直射日光や通風を加減する役割を持っています。便利だけれど、家のなかではちょっと脇役というか……。

そんなルーバーを主役に、家のなかを素敵に魅せる家を発見。

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佐々木勝敏建築事務所による「志賀の光路」。

家を敷地の奥に配置し、接する2面の道路には塀を設けず、庭を解放しています。街並みにゆとりが生まれ、通行人は閉塞感なく庭の緑を眺めることができます。

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ふんだんに使った木のルーバーが、空間を華やかに彩っています。自然光を美しく室内に取り入れるだけの役割じゃ、ないんですね。 

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家を上から眺めると、六角形になっています。

理由は主にふたつ。駐車場や遊び場、洗濯干しなどのスペースを緩やかに隔てるためと、自然光の移ろいを多面的に室内に反映させるためです。

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また、同形状の六角形が入れ子になっていて、外周部に水回りや寝室を、中央部にファミリースペースを配置しています。すべての個室は、ファミリースペースを介して出入りするので、家族との交流が自然と増える設計なのです。

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屋根と外壁の間には隙間があり、間から空が見えます。同時に、自然光を360度取り入れられるので、これだけ明るい空間が実現しているんです。

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屋根を支える構造材として木のルーバーを使っているため、自然光が外壁とルーバーの間で反射を繰り返して、1日中光の具合が変化するのも、大きな特徴。設計者は、これを「光溜」と呼んでいます。

時間の移り変わりとともに動きが変化し、自然の存在を身近に感じさせてくれるのです。

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家族との交流と、自然との触れ合いを大切にする「志賀の光路」。1日のささやかな環境の変化を、毎日ウットリと楽しむことができそうです。

志賀の光路 [佐々木勝敏建築事務所]

Photographed by 佐々木勝敏建築事務所

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