東京都・参宮橋にあるレトロな外観のマンション。中に入ると、すっきり整理整頓されたナチュラルな空間がありました。食事の時間を大切にしているお二人のダイニングやキッチンには、愛着のあるツールやアイテムがたくさん。「半年前にこの部屋に引っ越してから、家に帰るのが楽しみになった」と話す樋山さん夫妻のあったかい住まいをご紹介します。
職業:ともに会社員
場所:東京都・参宮橋
面積:2LDK 50平米
家賃:16万7000円
築年数:48年 マンション
お気に入りの場所
キッチン
週末に朝ごはんを作るのが楽しみという千恵さん。〈柳宗理〉の鉄器ミニパンでソーセージや卵を焼くのがお気に入り。
最近〈バルミューダ〉のトースターを購入して、パンを食べる機会が増えたという。「しっとりふんわり焼きあがる多幸感がたまらないんです」
作業スペース
潤さんは趣味で音楽を作っており、このスペースで時間を過ごすことが多い。窓際にデスクを置いたのがポイント。「長時間の作業で疲れたら、ベランダに置いてある植物をみて癒されています。最近では枯れかけたオリーブの木から新芽がグングン出ていて、見ているだけで元気が湧いてきます」
リビング
夜はソファーに座ってテレビを見たり、週末は二人で映画を見たりテレビゲームをする。最近ハマっているゲームは「ドクターマリオ」。〈無印良品〉の体にフィットするソファも活躍している。
ダイニング
ふたりが一番気に入っている場所。食事はもちろん、千恵さんはここで仕事をすることも多いそう。ダイニングテーブルは西荻窪の家具屋「アンティーク慈光」で出会ったビンテージもの。
この部屋に決めた理由
「視界の抜け感です」と語る潤さん。玄関からまっすぐのびる通路の正面には参宮橋の街が広がり、明治神宮も見える。この部屋に入った瞬間に入居を決めたという。
残念なところ
部屋が細かく仕切られている。プライベートの確保はしやすいが、もう少し広いワンルームのほうがよかったと、入居してから思うようになった。
お気に入りのアイテム
ルームシューズ
色違いでお揃いの〈ビルケンシュトック〉のルームシューズ。色がかわいく、足にしっかり馴染んで歩きやすい、とのこと。
コーヒーグッズ
コーヒー好きの千恵さんが揃えた〈ハリオ〉V60シリーズ、透過ドリッパー、レンジサーバー、シングルスタンド オリーブウッド。ポットは野田琺瑯。
南部鉄器のポット
オドゥラデメールのカラーポット。毎朝これで白湯を飲んでいるという千恵さん。「鉄分が補給できるのか、白湯を飲み始めてから体調がいいような気がします」
収納のコツ
コーヒーが大好きな千恵さん自慢の収納棚。ミルやドリッパー、マグカップやポットまで、コーヒーにまつわる器具はすべてここに収まっている。
「実はわたし、すごくモノが多いんです。特にマグカップが大好きで100個くらい持っているのですが(笑)、実家の倉庫に保管していて、ここには厳選したものだけを入れています。
収納棚にはあえて中身が見えるようガラス戸のものを選びました。そうすることで、”ディスプレイ”を意識して収納するので、余計なものを入れすぎず、自然とモノが減らせる気がします」
これからの暮らし
いまの部屋では、室内にもっと植物を増やしたいと話す樋山さん。さらなる将来には、庭付きのもう少し広い家に住みたいという思いがあるそう。「庭で紫陽花を育てたいんです。そこには犬2匹、キング・チャールズ・スパニエルとフレンチブルドッグもいたら最高だなって思います」