お茶を飲む。編み物をする。本を読む。
好きなことは好きな場所でとことんやりたい。そうか、ちゃぶ台をオーダーメイドしちゃえばいいんだ!
ちゃぶ台って、いわゆる「昔のもの」というイメージがありますが、使いやすく、美しい、愛着のわく1台を手に入れたら、その印象も変わるかも。
一番の魅力は、なんといっても脚が折りたためる事。収納にも困らないし、よくよく考えてみると、これってすごく便利な事ですよね。
お天気がよい日には、縁側や窓辺に置いて、おひさまや風を感じながら、のんびりするのもよいかもしれません。
「越前のちゃぶ台オーダーサイト」では、望むサイズとブラックウォールナット(黒)、ブラックチェリー(茶)、栓(せん)白or茶、タモ(ナチュラルベージュ)、ナラ(ナチュラルベージュ)の5種類の銘木からオリジナルのちゃぶ台をオーダーすることができます。
人が座って使いやすい天板サイズ90センチ、厚み18~20ミリ、高さ28.5センチが基本のちゃぶ台。天板のサイズや高さは好みに応じて変更も可能です。
仕上げ方は2種類。
拭き漆仕上げは、木の表面を保護し、見栄えを良くし、家具の持ちを良くする効果があります。また、酸アルカリ、塩分、アルコールにも強く、水をはじき、汚れもつきにくい特性を持ちます。
福井県鯖江市河和田地区には、越前漆器と呼ばれる伝統工芸品の産地であり、漆器作りが盛んです。専門の塗師屋(ぬしや)さんに依頼をして、その漆塗りの技術をちゃぶ台に施しているのだそう。
長く使えば天板表面の漆は少しずつ薄くなっていきますが、再度表面の塗り直しをするだけで、何十年も受け継がれるちゃぶ台になります。
オイル仕上げは、安全性の高いドイツ製の天然由来のオイルが使用されていて、自分でメンテナンスをすることができます。
「表面がパサついてきたな」と感じたら、3ヵ月~半年に一度程度、オイルをちゃぶ台にすり込みます。輪染みなどの汚れが気になる場合は、紙やすりなどで表面を研磨してからオイルを塗ります。
これを繰り返すことで風合いとツヤが増してくるのだとか。
ちなみにこのちゃぶ台を作るのは、福井県の伝統的工芸品「越前箪笥」の技術を受け継ぐ、家具職人であり1級家具製作技能士の山口祐弘(やまぐちゆうこう)さん。
山口さんは、福井県にある7つの伝統的工芸品(越前和紙、越前漆器、越前打刃物、越前箪笥、越前焼、若狭塗り箸、若狭めのう)の若手職人が結成した「七人の工芸侍」のメンバーでもあり、全国で展示会を開催するなど、大注目の職人さんです。
お手入れの仕方に迷ったら、直接教えていただくこともできるので、安心して「自分だけのちゃぶ台」をおうちに迎え入れることができますね。
たくさん愛でて、次の世代に受け継いでいく。
そんな風に未来に伝えていきたいちゃぶ台なのでした。
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