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眠りにつく前の時間を、皆さんはどのように過ごしていますか?

私はベッドに潜り込んで、ゆっくり読書をするのが好きです。今夜開きたい1冊は、「暗闇でまたたくもの」をコレクションした、江國香織さん編集の詩集『活発な暗闇』。

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中原中也やリチャード・ブローディガン、ウンベルト・サバなどさまざまな作者による、59編の詩が収録されています。

例えば、私が気に入ったのはこんな詩でした。

レイモンド・カーヴァー「ぼくの船」
釣りをしたいやつがいれば、つりざおもある。
魚なら外にたくさんいる!
少し外に出るのもいい。ぼくの船で。
何も危険なことはない。そんなに顔をしかめることもない。
とにかく楽しくやろう、こわがるのはよそうっていうだけの話だ。
食べて、飲んで、よく笑う、ぼくの船で。
一度こんな旅がしてみたかった。
友だちみんなと、ぼくの船で。

楽しい情景を思い浮かべて、いい夢が見られそうですよね。


灯りが消えて部屋が真っ暗になると、「ちょっと怖い」と感じることって、大人でもたまにはありますよね。江國さんがこの詩集の解説で述べているのですが、暗闇を恐れなくていいと教えてくれるのは、書物かもしれません。

1日の終わりに、詩集を開いてゆったり過ごす。心がちょっとざわざわしていた日でも、眠る前に本を眺めたり、気に入ったものを諳んじているうちに、安心して目を閉じることができそうです。

江國香織[編]『活発な暗闇 新装改訂版』[いそっぷ社]
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