ピンク色したちいさなジョウゴのようなものを海外で発見。これは「リリー・カップ」と呼ばれ、ヨーロッパ中で市販されているそう。こんな不思議なアイテムがじつは環境保護にひと役かっていると、大きな話題を呼んでいるそうなんです。

一番身近なところからはじまるエコロジー

見ためはまるでちいさなお花みたいな形の「リリー・カップ」。2人のスウェーデン女性が医師とともに開発、タンポンやナプキンなどにとってかわるサニタリー製品として、ここ近年急速に知名度をあげました。

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医療現場でも使用される衛生面にもすぐれたシリコン製でできており、とっても柔らかくてフニャフニャ、クニャクニャ。薄いのに丈夫で、何度洗っても形くずれしません。急に生理になったときのためにカバンに入れておけるコンパクトタイプは携帯ケースにちいさく折りたためることから、荷物にもならないところが便利。

使い方も簡単で使用する際にCの字かVの形にリリーカップちいさく曲げてタンポンと同じように挿入。使用後は取り出し、中にたまった汚物を水で洗い流します。

リリーカップは12時間まで連続使用可能。つけ心地による不快感やにおい、量の変化による「漏れ」の心配から長く開放されることは、私たち女性にとって大きなメリットだといえます。

お財布にも環境にも、体にもやさしい

一生のうちに一人の女性が使用するというタンポンの数は、約12,000個にものぼると言われています。そして女性に訪れる生理の日だけを換算すると、およそ7年間分にも相当するのだとか。リリーカップを使用することで環境面にも大きく貢献できるだけでなく、私たちは金銭的にも大きく得をすることになります。

またそれ以上の大きな特徴として、タンポンやナプキンなどの化学繊維質にアレルギーを持つ女性の悩みを一気に解決したこと。従来のタンポンの強力な吸引力により、膣の中が乾きすぎて炎症を起こす「子宮内膜症」などの問題を持っていた人、あるいは「TSS(毒素性ショック症候群)」の心配をどうしてもぬぐえないという女性にとってリリーカップは、自然な出血を邪魔せずに受け止めてくれ、体内のバランスを保てるというからだにやさしい選択肢となりました。

一度使用したことのある10人に9人の女性が、引き続きリリーカップを使用しているというデータがあります。その見た目からはじめ抵抗があるかもしれませんが、慣れてしまうと案外手軽で安心できそう。気負わずに水泳もできるし、温泉にも入れる。生理痛の重い女性にも、布ナプキンと並ぶ人気のエコ、リリーカップ。月のものをできるだけ快適にやり過ごし、からだを大事にいたわれたらでうれしいですね。

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