「PAD Studio」というデザインチーム。
彼らは、自然、人々、アート、そして音楽など、身の回りの物から受けるインスピレーションを元に、空間をつくり上げます。
そんな彼は、数多くの受賞歴もある実力派。「PAD Studio」の作品はオフィシャルサイトをのぞいてみると、Live、Work、Play、Learn、そしてGrowと、5つにカテゴライズされています。
例えばこちらはWorkカテゴリーで紹介されていた作品。
「The Exbury Egg」というこのプロジェクトでは、川の沿岸部分に佇む木製の卵のような住居空間を提供しました。
あるアーティストが1年間限定でこの地域の水際で研究をする為に創られたそうですが、実はこの卵型のスペースの中には、ベッドや生活に必要なものが揃っています。
続いて、「Play」カテゴリーのヨーロッパの田舎らしいレンガの街並。
この地域の開発が進められようとする中で、美しい外観を崩さないように、コーヒーショップの内観をリノベーション。優れたアイデアと感性をもたらし、街に新しい価値を生み出しました。
街並に違和感を与えることない、空間の使い方がすてきです。
最後に紹介するのはLiveカテゴリーから。「The New Forest House」は、国立公園内に建てられた住空間です。母屋と離れ、ともに高さを抑えて自然の中に調和するデザインに仕上げています。
光が差し込むリビングはお日さまの匂いまで届きそう。
こだわっているのは見た目だけではありません。ソーラーシステムや水の循環システム、そして使用された木材やその構造など、サステナビリティに重きをおいて設計され、地球にも暮らしができるよう提案しています。
人をワクワクさせるユニークさと、安心感を兼ね備えたPAD Studio。
「あったらいいな」という空間をカタチにする彼らのアイディア、今後も注目です。