最近、白玉の多彩性を発見しました。白玉って、実は簡単にできて形も多様に変えられ、フードアートを作るのにはピッタリのアイテム。今回のパンダも、白玉を使います。
特に外国人の方に多いのですが、白玉と餅を同じと思っている方が多くいらっしゃいます。あらためて、定義をご紹介しますと、
白玉:粉末状の白玉粉(もち米/餅米粉)に水を加えて練り、丸めて「茹でる」。
餅:蒸したもち米をうすに入れ、粘り気が出るまで杵でついて作った物。(最近は自動餅つき機などもありますが、やはり杵つきが一番美味しい)
では、早速レシピを紹介します。
パンダの白玉あんみつ
材料
寒天
・寒天パウダー(4g)
・水(2カップ)
・抹茶パウダー(小さじ2杯 ※もしあれば)
黒蜜
・メープルシロップか蜂蜜(大さじ1杯)
・黒砂糖(80g)
・水(1/3カップ)
白玉
・白玉粉(70g)
・絹豆腐(70g)
・ココアパウダー(大さじ2杯)
あんみつ
・いちご(3〜5個)
・オレンジ(1個)
・あんこ(大さじ3杯)
・抹茶アイスクリーム(1〜2スクープ)
私は自作の黒蜜を使いましたが、市販の黒蜜でもOKです。ただ、市販のものは黒の着色料が入っていることがほとんどです。ラベルをチェックして、体にいい黒蜜を選びましょう!
作り方
黒砂糖、はちみつ、水を小さい鍋にいれ、中火で温めます。混ぜ棒ですべてミックスし終わるまでひたすら混ぜましょう。
沸騰したら火をとめて、熱が引くまで少し待ちます。その後、できた黒蜜は冷蔵庫で保管しておきましょう。
水を計りお鍋にいれ、そのあと寒天パウダーを入れます。中火で温め、その間混ぜ棒で軽く混ぜましょう。沸騰したら弱火にし、2分ほどそのままにしておきます。この間もひたすら混ぜながら作業する事! その後、四角い入れ物に寒天のもとを入れ、冷蔵庫で固くなるまで待ちます。20〜30分ほどすれば固くなるはず。
もし余裕があって、抹茶の寒天を作りたい人は、さっき作った寒天の1/4を違う入れ物に入れ、抹茶パウダーと混ぜましょう。もし抹茶の苦みが苦手な人は、ここで砂糖を入れてもOKです。
固まりがスムースになるまで、手を使ってこねます。もし具がドライすぎたら、豆腐を少しずつ加えてみましょう。(ドライすぎると、あとでパンダのパーツを作るときにくっつきにくくなるのでご注意を)
作った白玉のもとから、1/4分を分け、それにココアパウダーを混ぜましょう。実際お湯で茹でるとき色は今よりも濃くなるので、心配になって量より多めのココアパウダーを入れなくても大丈夫です。
これが一番楽しい行程です! パーツをくっつけるとき、白玉がドライすぎないようにしましょう。
茹でている間に耳や目が取れてしまうことがよくあるので、水分補給を怠らないように! 耳なしパンダなんて可哀想ですから。
7: パンダを茹でる弱火で沸騰しているお湯の中に、ゆっくりとパンダを落とす。
茹で上がりのサインは、パンダが浮かんできたときです。それまで大体5分ほどかかります。
浮いてたら、茹で上がったサイン。上手に回収してあげてください。
この頃になったら、寒天はもう固まってるはず。ナイフをこのように入れ、四角い寒天になるようにしましょう。
もうすぐであんみつっぽくなります。
黒蜜を横におき、完成です!パンダの形した白玉あんみつです。
パンダの顔に黒蜜をかけます。おいしそうです。
撮影に協力してくれたパンダ君のあんみつも作ってみました。ちょっと嬉しそうかな。
いままで海外で色々なスイーツを食べましたが、日本の甘味ほど「WOW!」と言わせるような品はないと思います。あんみつはちょっと面倒だけど、レシピを知っておくと何かと使えますよ。ぜひみなさんも試してみてください。
それでは楽しいクッキングを!
[パンダ白玉あんみつ by Yukitchen]
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