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みなさんは「団地」に、どんなイメージを持っていますか?

最先端の暮らしができる「あこがれの団地」と言われていたのは、もはや遠い昔のこと。いまや、昔から住まわれている方が高齢化してきた結果、居住者のほとんどが高齢者しかいない団地が存在し始めています。

僕も「団地はいずれ消えゆく存在」と思っていました。この記事を書くまでは……。

いま、一部の若者の間で「団地暮らし」という選択肢が見直され始めています。そのきっかけとなったのが「リノベーション団地」の存在です。

団地の古き良きところはそのままに、キッチンやお風呂などの古い設備を新しくすることで、若い人でも住みやすい団地が生まれつつあるのです。

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト

シンプルなデザインで人気の「無印良品」は、UR都市機構とコラボして多くのリノベーション団地を生み出しています。

あらためて見ると、団地はとても贅沢な敷地条件で建てられていることに気がつきます。建物の間隔が広く、光や風がよく通り、たくさんの緑がある。現在ではなかなか実現が難しい、ゆとりのある住戸も多い。

もしかすると団地は、いま都市に住むための場所として最も賢い選択肢かもしれません。(公式サイトより)

「MUJI × UR」のコンセプトは、団地を「生かす、変える、自由にできる」の三本柱で成り立っています。

その1:生かす

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写真上:柱、鴨居 / 写真下:把手

無印らしく部屋を白色で統一させながらも、柱・鴨居といった木材の良さはそのまま残す。扉の把手(とって)も、もともと団地についていたものを利用しています。こういうセンスの良さは無印良品ならでは。

その2:変える

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写真上:対面式キッチン / 写真下:アクリルランマ

良いものは残しつつ、楽しいアイデアはどんどん取り入れています。キッチンを対面式にしていたり、アクリルを使った透明ランマ、半透明のふすま、ベッドも置ける麻畳など、無印らしいテイストが散りばめられています。

その3:自由にできる

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MUJI×URの団地のリノベーションは、借りた人が自分の好みやスタイルで住まいを自由にアレンジできるのが特徴です。同じデザイン・フィロソフィーというだけあって、無印のシェルフや家具との相性は文句無し。

「団地暮らし、なかなかいいかも……」

そう思い始めたあなたに朗報があります。

1月30日(土)より、全国一斉に「MUJI × UR」の入居募集スタート

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、東京、大阪、千葉、埼玉、名古屋、神戸に続き、京都、福岡にも拡大。新団地に新規10プランを加え、2016年1月30日(土)より入居募集を全国一斉スタートします。

どんな物件があるのか、いくつかピックアップしてご紹介します。

若葉台団地(埼玉県鶴ヶ島市)56.81m²

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のどかな田園風景が広がる埼玉県鶴ヶ島市。池袋から40分程の通勤圏内にある人気エリア。2LDKタイプで使い勝手もよさそうです。

水草団地(愛知県名古屋市)73.33m²

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名古屋市北区、矢田川の近くに建つ「水草団地」。メゾネットタイプの部屋で、玄関を開けるとスケルトン階段というモダンなつくり。2階にもお湯がわかせるミニカウンターを設けています。

アーベインルネス貝塚(福岡市東区)67.22m²

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九州上陸第一弾は、福岡県の貝塚エリアにある「アーベインルネス貝塚」と、大野城市の「下大利団地」。部屋の中心に大きなキッチンを設置するという大胆な間取り。キッチン横のふすまを開ければ、光と風が通り抜ける大きなLDKにすることができます。

公式サイトでは、募集中の団地をすべてご覧いただけます。リンクはこちらから。


古くなった「団地」を取り壊すのではなく、リノベーションすることで新しい価値を生み出す。

時代の変化と相まってか、最近こういう暮らしにすごくクリエイティブを感じます。みなさんはどう思いますか?

[MUJI × UR]

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