現代の食文化で懸念すべき点のひとつは、食品添加物。添加物の中でもくせ者なのが着色料。私は今まで、きれいな色の食べ物=健全でおいしそうと思っていましたが、そう見えるだけで、決して体にいいものではありません。
そんな現在のフード業界に頭を抱えながら、なんとかしてヘルシーに着色する料理の仕方を研究してきました。そしてついに、ビートルートを使った赤い着色料のつくり方を紹介します。
ビートルートの赤は鮮明。これ本当に自然な赤なの? と目を疑ってしまうほどです。ビートルートは、葉酸、マンガン、ビタミンCといった栄養素がつまった優れもの。
この赤色を使ったクッキングでは、酸性度に気をつけないとなりません。科学的なことを省略して言うと、正しいPHバランスをキープしないと、赤ではなく、茶色になってしまいます。これを防ぐために、バターミルクやヨーグルト、柑橘類などの食料と混ぜます。私はだいたい、ライムかレモンと混ぜます。せっかくのきれいな赤を活かすためにも、意識して柑橘類と混ぜるようにしてください。
材料
・ビートルート(1個 ※中くらいの大きさ)
・ドライクランベリー(1/2カップ)
・ライム(1個 ※レモンでもよし)
・水(1カップ)
つくり方
カットしただけで、手が真っ赤に! この鮮やかな赤を損なわないように調理には気をつけましょう。
フードプロセッサーまたはミキサーに、ビートルート、クランベリー、しぼったライム、水を入れ、ミックスします。1分ほどで十分に混ざるはずです。
私は茶こしを使いました。スプーンで軽くプッシュしながらこすと早く終わります。
およそ1ヶ月ほどもちます。
私はクッキーとケーキに使ったことがありますが、どちらもとても素敵な色が出ました。真っ赤ではなく、ピンクっぽい色にもなります。もし糖分をいっさい入れたくないなら、クランベリーを抜くといいでしょう。
ヘルシーで体にも優しい着色料、ぜひ試してみて下さい!