川沿いっていうだけでも特別なのに、なにこの細さ、大胆さ。

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インテリア・建築のプラットフォーム「homify」で紹介されていた、東京都杉並区の道路と川に挟まれた狭小地に建てられた「川に寄り添う家」の創意工夫度、かなり驚かされます! 設計はKOTA MIZUISHI / MIZUISHI ARCHITECT ATELIER

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三角形の敷地に相似の三角形の家。鋭角部を切り取った平面レイアウトの中にさまざまな工夫があるのですが……。端から見ると、ほんとうに細い……。

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エントランスは道路際ということもあって、引き戸タイプに。グラウンドレベルと玄関の高低差は、家全体の雰囲気に合わせてスチールの階段にしています。

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外観の印象とは裏腹に、意外と中は広々しています。玄関を入ってすぐ右側に広がるワンルーム空間は寝室スペースなのですが、収納部がカーテンで仕切られていて、「壁」が極力削減されています。

よく見ると階段の下はランドリースペースになっていて、昼間はあまり使われない寝室に「洗濯」という家事を持ってきたことで、とても効率的な家の使い方をしているのがわかりますね。

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就寝時はプライベートな寝室として、やはりカーテンで仕切ることにより温度保持や落ち着き感を実現しています。

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この家のメインスペースは2階に。道路側も川側も、広い窓でたっぷりと外光が入ります。リビングというよりも多目的スペースのような雰囲気で、テレビやパソコンはここで楽しめます。

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東側の再奧は外から見て最も細かった部分。そこには本棚を並べ、書庫に活用。この予備室からは、はしご階段を使ってロフトに上がることができます。

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住まい手は夫婦と小さな女の子ということで、3階部分となる屋根裏型のロフトスペースが子ども部屋になっています。屋根の両側に天窓が設けられていて、明るいだけでなく川や空を眺め、伸び伸びできる場所になっているんです。

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2階のダイニングキッチンとロフトの子ども部屋は吹き抜けで繋がっていて、家族の一体感も抜群。

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そのキッチンですが、鋭角という特徴的な空間に作業効率のよさそうなコンパクトな動線のキッチンレイアウトを実現。

狭小地でスペースが限られている場合、収納はなるべく少なくし、モノも少なく所有することで、できるだけ多くの空間を確保する必要があります。

でもその結果として家族の距離が縮まるようなライフスタイルを送ることにもなり、デメリットと思える環境の中から最大限のメリットを引き出しているわけですね。

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サニタリースペースは玄関を入って左手に。こちらも外光をうまく取り入れて明るいスペースに仕上がっています。共有部として他のスペースからは独立した場所に配置して、設計・レイアウトにとてつもない知恵を感じさせられます。

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お気づきかもしれませんが、この家、玄関とサニタリー以外にはドアがないんですよ! 必ずしも壁で仕切らなくても距離感である程度のプライバシーが保てるということなんです。

川に寄り添い川との関係性を強調しつつも、様々な規制と制約の中で家族の一体感と過ごしやすさを実現した、最高の住宅計画です。これこそまさに匠の業と呼べるのではないでしょうか……!

川に寄り添う家 by KOTA MIZUISHI / MIZUISHI ARCHITECT ATELIER [homify]

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