SHARE

「知識も物もないすべて0からでやってきました」。

そう語るのは新進気鋭のインテリアブランド「Turn Buckle」を手がけるデザイナーの堺さん。和歌山県有田川町という、みかん畑の山の中ですてきな家具工房を営んでいます。

151210_turnbuckle_01
SONY DSC Processed with VSCOcam with c1 preset

インターネットでの販売を中心に机や椅子、ハンガーラックなどの家具はもちろん、ヘアサロンからワゴンなどの依頼を受け、オーダーメイドでのプロダクト制作も行っています。

151210_turnbuckle_03

Turn Buckleの人気商品は購入者みずからDIYで家具をつくることができる机の脚。

151210_turnbuckle_04
151210_turnbuckle_05

取り付け部の形状を工夫することで、耐久性も備えたこちらの商品は、大手通販サイトでも人気1位の商品だそう。いまとなっては従業員も抱える経営者でもある堺さんですが、その仕事は何もノウハウがない0からつくり上げてきたものだそうです。20代の半ばを過ぎてスタートした生業のつくり方について聞いてみました。

最初の工房は自分の部屋でした

SONY DSC Processed with VSCOcam with c1 preset

──現在は2階建ての工房にさまざまな家具をつくられていますが、仕事として家具づくりを始めたのはいつからですか?

学生時代から美術は得意で関心がありましたが、木材加工を始めたのは卒業後ですね。海外生活、飲食店、インターネット販売の仕事を経てからのことでした。兄の働いていた木工店で働くことになったのがきっかけです。

151210_turnbuckle_07

「Turn Buckle」として家具の製作は30歳を目前にした2010年、自分の部屋で机の製作や、壁掛けの棚をつくっては壁に穴を開けて設置しネットにアップしていました。その後、製作を拡大していくのに合わせて、自宅の庭、貸しガレージを経て今の事務所兼工房になっています。

調べ尽くして、失敗の連続の中で技術を身につけてきました

SONY DSC Processed with VSCOcam with c1 preset

──今ではネットに売り出されている製品からオーダー品までつくられていますが、どうやって技術を身につけてきたのですか?

いま新たにレザー製品の製作にも取り組み始めたのですが、始まりはいつも同じです。まず徹底的につくり方を調べ尽くし、インターネットのサイトや動画を何度も見ては実際に手を動かしてやってみる。誰かに教わりにいくのではなく失敗を繰り返して技術を身につけてきました。

SONY DSC Processed with VSCOcam with c1 preset

丸椅子の板をつくり上げるまで、綺麗に研磨していく過程より最初に2つの板を1枚に接合する、剥ぎ合わせの加工がもっとも難しいとか。これもトライアンドエラーを繰り返すことで身につけた技術です。

151210_turnbuckle_10
151210_turnbuckle_11

「自分にもできる!」という夢を与えていきたい

151210_turnbuckle_12

──0から築き上げ、またさまざまな仕事の経験のある堺さんだからこそ、自身の仕事を通して伝えたいことはありますか?

自分が確かなものや後ろ盾がない状態でしたが、振り返ると小さく失敗を繰り返しながらだんだん事業が広がっていったように感じています。ですので、若い方々にも「自分でも何かできるんだ」という夢を与えていけるような仕事ができたらと思っています。

151210_turnbuckle_13

社名でもある「Turn Buckle」の由来は、物を引っ張って張力を調節する金具の「ターンバックル」のように自分のつくった家具で人と人を引き合わせたい、人と人を繋ぐ家具をつくりたいという思いが詰まっています。また、古い家具が好きな堺さんが古い家具を現代に戻したいという「Return back」も掛け合わせているそうです。

ぜひ一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。あなたの琴線に触れるあたたかさがある家具です。下記のリンクよりご覧いただけます。

Turn Buckle

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense