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待ちに待ったこの日がやって来ました! いよいよ本日(12月4日)より、『I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』が全国公開されます。

今作は今もなお絶大な人気を誇るコミック「ピーナッツ」にとって、実に35年ぶりの劇場版にして、初の3Dアニメーション。最新の技術を駆使しながらも原作の持つ手描きのぬくもりは健在で、思わず抱きしめたくなるモフモフのスヌーピーは必見です。

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映画では世界で最も愛されるビーグル犬のスヌーピーが大空で繰り広げるアドベンチャーと、スヌーピーの飼い主で何をやってもうまくいかないチャーリー・ブラウンの小さな恋の物語が交差し、2人の固い友情やおなじみのキャラクターたちとのやりとりがユーモアたっぷりに描かれています。

ルーミーでは今作の共同プロデュースと共同脚本を務めたクレイグ・シュルツさんにインタビューを行いました。原作者のチャールズ・M・シュルツ氏を父親に持つクレイグさんは、どこか「ピーナッツ」に出てきそうな雰囲気で、言葉の端々にスヌーピーと仲間たちへの愛が感じられました。

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──35年ぶりの劇場版とのことですが、なぜこのタイミングで映画を制作しようと思ったのですか?

君の言う通り、最後の劇場版から35年が経過していたし、僕らの国では新聞の連載漫画が消滅しつつある。だから、新しい世代も含め、みんながひとつの部屋で一緒に「ピーナッツ」を楽しめるものを作りたかったんだ。映画館でみんなで観るのと、スマホでひとりで観るのとでは全く違うからね。

──さらに今作は「ピーナッツ」史上初の3D作品ですね。


この映画を作るにあたって、CGは必要不可欠な要素だった。新しい世代の子どもたちに気に入ってもらうには、新鮮で力強い何かが必要だと思ったんだ。とても美しい仕上がりで、僕はずっと観ていても飽きないよ。

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──昔ながらの「ピーナッツ」のアニメーションに親しんできたので、最初にCGアニメ化されると聞いたときはちょっと心配だったのですが、完成した作品には驚かされました。

君もそうだったんだ! 「ピーナッツ」の話題に“CG”というワードが出てきた瞬間、誰もがダークサイドに行ったんだよね(笑)。だからこそ、あのオープニングシーンにしたんだ。クリスマスっぽい音楽が流れる中、子どもたちの声が聞こえて…「これなら大丈夫」と思ってもらえるようなものにしたかった。

たとえば、もしチャーリー・ブラウンの見た目や声に違和感があったりしたら、残りの時間を嫌な気分で過ごさなければならなくなってしまうよね。だから僕らは、最初の5分間で観客に安心感を与えることに力を注いだんだ。

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──実際には本編が始まる前に流れる、スタジオロゴの部分から感動してしまいました(笑)。

それは良かった(笑)。

──息子さんのブライアン・シュルツさんと、彼の執筆パートナーのコーネリアス・ウリアーノさんと一緒に脚本を手掛けたそうですが、どのような準備をして挑みましたか?

最初にやったことは家族会議だった。家族の間で二度と映画は作らないと決めていたから、みんなの承諾を得る必要があったんだ。まずは家族に見せるための企画書を用意したよ。それでみんなで話し合いを重ねて、OKをもらってから、フォックスに話を持ち込んだ。それからブルー・スカイ・スタジオが参加することになって、準備が整ったんだ。

──数あるアニメーションスタジオの中から、ブルー・スカイを選んだ理由は?

息子のブライアンと彼の執筆パートナーのニール(コーネリアス・ウリアーノ)はハリウッドでたくさんのアニメーターに会っていて、ブルー・スカイが唯一のチョイスだったんだ。僕たちは彼らのことも、監督のスティーブ・マーティノのことも信用していた。雪や氷の描写もバッチリだと分かっていたしね(※ブルー・スカイは『アイス・エイジ』シリーズを手掛けている)。それは「ピーナッツ」にとって大切な要素だから。

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さらに彼らは、僕たちに作品を完全にコントロールさせてくれた。ブルー・スカイは本当に良い仕事をしてくれたよ。個人的には、今作は彼らがこれまでに手掛けた作品の中でも最高に美しい映像だと思う。制作チームの誰もが今作に参加したいと熱望してくれて、全力を注いでくれたんだ。

──スティーブ・マーティノ監督にとっても、世界中にたくさんのファンがいる「ピーナッツ」の映画化は大きなプレッシャーだったのではないでしょうか。

スティーブは契約書にサインした後、帰りに運転しながら「僕がピーナッツ映画を作るんだ!」とワクワクして、しばらくしてから「なんてことだ…絶対に失敗できないな…」と気づいたらしいよ(笑)。

──映画を作るにあたって、監督にはどのようなリクエストをしましたか?

僕らが初日の最初に話し合ったことは、「おならネタはダメ」っていうことだった(笑)。それからスヌーピーは必ず犬小屋に乗って空を飛ぶということ。僕自身がパイロットだから、スヌーピーが空を飛ぶシーンにはこだわりがあってね。アニメーターたちはそういったことをチャレンジとして受け止めてくれた。

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──「ピーナッツ」は子どもの頃に読んでも面白かったですし、大人になってから読むと、また違ったレベルで楽しめます。クレイグさんが「ピーナッツ」を読みたくなるのはどんなときですか?

僕も同じだよ。子どもの頃は毎日読んでいて、見たままを楽しんでいた。チャーリー・ブラウンが失敗すると笑ったりね。そして大人になると…今作を手掛けるにあたって読み返してみて、10歳の頃に考えていたよりも、ずっと深い作品だと気づいた。僕は今でも毎日、父から何かを学んでいるよ。

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──父親としてのシュルツ氏はどんな人でしたか?

子どもにとって最高の父親だったよ。一緒に居て楽しかったし、大らかな人で、何よりも子どもたちがやりたいことをやらせてくれた。それは父が彼の両親から受け継いだ考え方なんだと思う。子どもから「漫画家になりたい」と言われたら、ほとんどの親なら「何を言ってるんだ? 普通の仕事を探しなさい」と言うよね(笑)。でも、祖父母は父を見守ったんだ。父も同じで、僕らは全員やりたいことをやらせてもらったよ。

──「ピーナッツ」がここまで世界中の人々に愛されているのは、なぜだと思いますか?

時代を超越して、誰にでも共感できるからじゃないかな。実はとても深いから、「ピーナッツ」に特化した大学の授業もあるそうだよ。いつの時代でも、どんな文化や国でも共通しているのは、人は人ということ。悩みや不安だとか、そういった感情は誰もが必ず持っている。たとえ世界が変わっても、人は決して変わらないと思うよ。

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──映画は一足先に全米で公開されましたが、ファンの反応はいかがですか?

素晴らしい反応で、大ヒットしている。たくさんの人から手紙をもらったし、父の友人たちからは、「きっとお父さんは君と息子さんのことを誇りに思うだろう」と言ってもらえたんだ。それに今日もらった手紙には、「安心して家族を連れて行かれる映画を作ってくれてありがとう」と書いてあった。そういう手紙をもらうと苦労が報われるよ。

──家族の皆さんの反応は?

喜んでくれたよ。特に姉は大喜びしている。姉の娘の子どもが凧揚げをする“リトル・キッド”の4世代目なんだ(※「ピーナッツ」にはチャーリー・ブラウンが凧揚げに挑むエピソードが多数ある)。最初は父、そして僕、それからうちの息子、そして姉の孫。彼は小さなハリウッドスターになったのさ(笑)。

I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE
監督:スティーブ・マーティノ
原作:チャールズ・M・シュルツ
脚本:クレイグ・シュルツ、ブライアン・シュルツ、コーネリアス・ウリアーノ
音楽:クリストファー・ベック
吹替声優:チャーリー・ブラウン役・鈴木福、“赤毛の女の子”役・芦田愛菜、サリー役・小林星蘭、ルーシー役・谷花音
配給:20世紀フォックス映画
© 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved. PEANUTS © Peanuts Worldwide LLC

I Love スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』[20世紀フォックス映画]

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