今年の国際見本市インテリア ライフスタイル(IFFT)で立ち並ぶブースの中を歩いていると、ひときわ目を引く”花瓶”を見つけました。

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「えっ、これどうなってるの?」

「不思議かい?ここまでたどり着くのにずいぶんたくさん失敗したよ。」

と語ってくれたのはドイツ人の職人、Christoph Finkelさん。

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クリストフさんは、切り出されたあとも呼吸を続ける木材の”変化”を作品にします。

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削りだした木材を長時間自然に乾燥させることで、木のヒダは収縮、変形。その様子に、なんだか圧倒されてしまいます。

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まるで木材の”呼吸”そのものを目の当たりにしているかのよう。

制作の発想はどんなところから生まれてくるのかと質問すると、

「ドイツには美しく歳を取った木材がたくさんあって、その木々たち自身のキャラクターや、成長の歴史からとても多くのインスピレーションを受けるんだ。」

と語ってくれました。

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クリストフさんのウェブサイトには、彼の職人魂がビシバシ伝わってくるドキュメンタリー映像もあります。

自ら森に入り大きな木を切り出す姿は、まさにワイルド。このドキュメンタリーや彼との会話を通して感じたのは、制作への硬派な情熱。僕は彼の事をアーティストではなく、職人と呼びたいです。

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長い時間をかけて生み出す作品たちは、彼のワイルドさとは対照的に、とても繊細で滑らか。

寡黙な職人の技と木材への愛は、今まで誰も見たことのない花瓶を生み出しました。

Christoph Finkel

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